今日も記者会見が行われていました。
旭化成建材が過去10年で行った杭打ち工事の実績の公表です。
3040件。そして、今回の担当者が担当した案件が41件!!
ってなっていますが、この担当者だけがやっているわけではないでしょ(-_-;)
スケープゴートにして終わりって結末でしょうか??
このデータを見ていると、学校の工事を多くやっている印象がありますね。
島根県の数なんかでいうとほとんど旭化成建材がやっているのでは??というような数ですよね。
大丈夫なんでしょうか?
杭打ちの本数の件もありますが、もともとこの地盤のデータってどれほど信用できるのでしょう?
一般的に私たちが関わっていた地盤調査には、ボーリングとスウェーデン式というものがあり、それぞれの調査方法によって、調査結果が異なるもんですよという認識です。
つまり、いい加減なもの??
きっちりと調査するならボーリング(標準貫入方式)で。
割安で調査を行うにはスウェーデン方式で。
さらに工事業者によっては、調査結果が思わしくない結果が出た場合、もう一つの調査方法でという話も実際にはあるんです。。
というのも、地盤改良には多大な費用が掛かります。
地盤を強化するために杭打ち(今回のケースですね)するのも、地中の深度によって費用が変わる。
打ち込む本数によって費用は当然変わる。
施工主としては、いかにそこの費用をかからないように工事を完了させるかということを考えます。
当然利益率を向上させるため、費用を抑える方向に行くんです。安全面を配慮せずに・・・
そして工事を請け負う業者も、工事を取りたいがために、より安全な検査結果が出る調査方法を選んでしまいます。
工事の請負契約の中に、地盤調査、地盤改良の費用もトータルで建築費の契約をする場合があります。
もちろん、今回の件はどういった契約内容になっていたかは知りませんよ。
でも、万一地盤改良などの費用が施主持ちでなければ、工事を請け負った建築業者、地盤調査を依頼した業者がごまかしたのかもしれません。
でも、逆に地盤調査などの追加工事費用は施主負担なら、施主側がより安全な検査結果を求めた可能性もあります。
実際にはどうなんでしょう?
杭のコンクリートの容量が足りなかったとかいう話はそもそも問題外の話ですが、ここまでして浮かせた工事費はどこに消えたのでしょう??
工事担当者の懐でしょうか??建築会社でしょうか?それとも施行主でしょうか??
いずれにせよ、購入した住民のショックの大きさは計り知れず、姉歯の耐震偽装事件以来の建築業界にとっての大きな衝撃ですね
中国のマンションがいきなり倒壊するような話と違い、ひび割れ、傾きということですが、住民にとっては命の危険を感じる話ですし、資産価値が激減する大きな問題です。
いち早く解決することを望みます。
ただ、完全に今回の話は氷山の一角なんで、旭化成建材だけでなく、山ほど隠れている問題だと思います。
せっかくマンションの販売が好調だったのに、水を差すような今回の一件。
景気が上向くのはしばらく無理かもしれませんね(-_-;)
※ボーリング(標準貫入試験):標準貫入試験装置を使って、重さ63.5kgのハンマーを76cm自由落下させて打撃し、標準貫入試験用サンプラーを地盤に30cm打ち込むのに要する打撃回数を調べる方法。
同時に土を採取し、土質も調べます
※スウェーデン式サウディング試験:スクリューポイントを調査地点に突き立て、重りを乗せてその沈み具合を測定する方法。
コストがあまりかからないため、建売住宅などではこちらを使用しているケースが多い
地盤調査の方法はもっと多岐にわたりいろいろな方法があります。
電波で測る方法もありますし、日々進化しています。
今回のマンションはどの方法で行われたかは分かりません。
地盤調査ってあてにならないもんですねって話が主体なもので。
そこは大目に見てください(^_^;)
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旭化成建材が過去10年で行った杭打ち工事の実績の公表です。
3040件。そして、今回の担当者が担当した案件が41件!!
ってなっていますが、この担当者だけがやっているわけではないでしょ(-_-;)
スケープゴートにして終わりって結末でしょうか??
このデータを見ていると、学校の工事を多くやっている印象がありますね。
島根県の数なんかでいうとほとんど旭化成建材がやっているのでは??というような数ですよね。
大丈夫なんでしょうか?
杭打ちの本数の件もありますが、もともとこの地盤のデータってどれほど信用できるのでしょう?
一般的に私たちが関わっていた地盤調査には、ボーリングとスウェーデン式というものがあり、それぞれの調査方法によって、調査結果が異なるもんですよという認識です。
つまり、いい加減なもの??
きっちりと調査するならボーリング(標準貫入方式)で。
割安で調査を行うにはスウェーデン方式で。
さらに工事業者によっては、調査結果が思わしくない結果が出た場合、もう一つの調査方法でという話も実際にはあるんです。。
というのも、地盤改良には多大な費用が掛かります。
地盤を強化するために杭打ち(今回のケースですね)するのも、地中の深度によって費用が変わる。
打ち込む本数によって費用は当然変わる。
施工主としては、いかにそこの費用をかからないように工事を完了させるかということを考えます。
当然利益率を向上させるため、費用を抑える方向に行くんです。安全面を配慮せずに・・・
そして工事を請け負う業者も、工事を取りたいがために、より安全な検査結果が出る調査方法を選んでしまいます。
工事の請負契約の中に、地盤調査、地盤改良の費用もトータルで建築費の契約をする場合があります。
もちろん、今回の件はどういった契約内容になっていたかは知りませんよ。
でも、万一地盤改良などの費用が施主持ちでなければ、工事を請け負った建築業者、地盤調査を依頼した業者がごまかしたのかもしれません。
でも、逆に地盤調査などの追加工事費用は施主負担なら、施主側がより安全な検査結果を求めた可能性もあります。
実際にはどうなんでしょう?
杭のコンクリートの容量が足りなかったとかいう話はそもそも問題外の話ですが、ここまでして浮かせた工事費はどこに消えたのでしょう??
工事担当者の懐でしょうか??建築会社でしょうか?それとも施行主でしょうか??
いずれにせよ、購入した住民のショックの大きさは計り知れず、姉歯の耐震偽装事件以来の建築業界にとっての大きな衝撃ですね
中国のマンションがいきなり倒壊するような話と違い、ひび割れ、傾きということですが、住民にとっては命の危険を感じる話ですし、資産価値が激減する大きな問題です。
いち早く解決することを望みます。
ただ、完全に今回の話は氷山の一角なんで、旭化成建材だけでなく、山ほど隠れている問題だと思います。
せっかくマンションの販売が好調だったのに、水を差すような今回の一件。
景気が上向くのはしばらく無理かもしれませんね(-_-;)
※ボーリング(標準貫入試験):標準貫入試験装置を使って、重さ63.5kgのハンマーを76cm自由落下させて打撃し、標準貫入試験用サンプラーを地盤に30cm打ち込むのに要する打撃回数を調べる方法。
同時に土を採取し、土質も調べます
※スウェーデン式サウディング試験:スクリューポイントを調査地点に突き立て、重りを乗せてその沈み具合を測定する方法。
コストがあまりかからないため、建売住宅などではこちらを使用しているケースが多い
地盤調査の方法はもっと多岐にわたりいろいろな方法があります。
電波で測る方法もありますし、日々進化しています。
今回のマンションはどの方法で行われたかは分かりません。
地盤調査ってあてにならないもんですねって話が主体なもので。
そこは大目に見てください(^_^;)
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