先日テレビでワイシャツのリースをしている会社が紹介されていました。
毎月20枚のクリーニングされたワイシャツが自宅に届き、着終わったワイシャツはそのまま返せばまた新しいワイシャツが送られてくるというサービスです。
月額の利用料は12800円(税別)ということで、月4枚の1万円以上のワイシャツが入っているプレミアムプランは16800円(税別)だそうです。
いろいろな商売がありますねー。
確かにワイシャツのアイロン掛けって面倒だし、しんどいですよね。
クリーニング屋さんに出しても1枚200〜300円は取られますし、それを考えたら一枚あたり640円ということなので高くはないかもしれないですね。

独身の時にあれば頼んでいたかもしれません。
シワになったシャツを着て接客していると、『あなた独身でしょ?』とよく年配のレディに言われました。

身だしなみって大事ですもんね。

それにしてもよく思いつきますよね。
世の中にあるサービス業でもいろいろな商売があります。
発明と同じで発想の転換ですよね。
これがあれば便利だなとか、こういうサービスがあればうれしいなという商売が出来ればその時点で勝ちですものね。
昔は自分でも出来るものってなかなか商売にならなかったのですが、今は時間をお金で買うという考え方の方が増えたような気がします。
共稼ぎの夫婦が増えたせいかもしれませんね。

今待機児童の話がメディアでよく取り上げられますが、アメリカなどではベビーシッターが一般的ですし、日本でももう少し普及してもいいような気もするのですが、そういうのはダメなんですかね?
子どもと一緒にお出かけしていると、よく女性の方とか御年配の方が声を掛けてくれます。
これから日本は高齢化社会に突き進んでいきますし、65歳で悠々自適の老後というわけにもなかなかいかない時代になっています。
かといって、その年齢になって事務系ののんびりした仕事ってなかなか見つかりません。暑い中、寒い中で交通整理したりというのも厳しい話です。
今までの経験を活かした職業に就ければいいのですが、そうではないケースも多いように思います。
老後は働かなくてもいい世の中を作るのが一番ですが、自分一人で作れるものではないですからね。
老後の話だけでなくても、人工知能の発達で今ある職業のうち約半数はロボットに代替えされてしまうという統計もありました。

その中で更に歳をとってしまうわけですから余計に仕事からあぶれてしまうかもしれません。

自分は両親が町工場をやっていまして、小さい頃は自宅兼仕事場でしたし、父親の兄弟もその時は一緒に暮らしていたらしく大家族の中で育てられました。
小学校に入ってからは工場を移転したのですが、その後はおばあちゃんとずっと一緒でした。
なので愛情いっぱいに育てられたと思います。
1歳とか産まれたばかりの赤ちゃんを保育所に預けてまで働かなくてはいけなくなったのは、おばあちゃんまでが仕事をしなくてはいけなくなった世の中のせいかもしれませんし、家族が分断してしまって他人に預けなくてはいけなくなったライフスタイルの弊害かもしれません。
自分のおばあちゃんが子どもを見てくれていて万一ケガをしても、仕方ないで済まされるかもしれませんが、他人に預けてしまっていては預かってもらっているところの管理責任だという話になっていきます。
本来なら自分で子どもを見ておかないといけないのに。
小学校でもそうです。
子どもを無料で教育してくれている場なのに、学校の先生に対して文句を言う親がいます。
これは自分の権利というものを間違えて解釈しているような気がします。
便利な世の中になり、物があふれている時代に生まれた私たちは『してくれることが当たり前。これくらいはあって当たり前。』ということに慣れてしまったのかもしれません。

最近の新築住宅なんかすごいですもんね。
浴室乾燥機は当たり前、浴室暖房乾燥機に進化していますし、ウォシュレットは当たり前、自動洗浄のトイレに進化しています。
床暖房に玄関ドアはスマートキー。
食器洗浄機に生ゴミ処理機。
もうありとあらゆる機能が詰め込まれています。
これらも今や付いていて当たり前なのですよね。
でも要りますか?

外国人が日本に旅行に来てウォシュレットに喜ぶみたいですね。
日本の家庭には当たり前のようについているものが世界では珍しいということがたくさんあります。

テレビにしてもそうですが、一家に一台という時代から各部屋に一台とか、3Dとか4K、番組予約に複数録画も当たり前になっています。
ところで4Kって何ですか?(笑)

進化しすぎて日本の常識は非常識になりつつあります。

普通に暮らせることに感謝できていないのですよね。
普通の標準が高くなってしまったのかもしれません。

毎食お腹いっぱいご飯を食べれることに感謝しなければなりませんし、子どもを学校に通わすことさえ困難な国が世界にはたくさんあります。
病気にかかってもお医者さんに診てもらうことさえ困難な国の方が多いかもしれません。
なのに、私たちは安価な医療費で咳が少し出るくらいでも病院に通い、歯のクリーニングに歯医者に通います。
恵まれていることを忘れてしまっています。
いい国ですよね。日本って。

なので、温故知新です。
過去を振り返って自分を一度見つめ直す必要があるのかもしれません。

自分の中でも過去を振り返ってみて、今までの人生に感謝し、手助けしてくれてる人たちに少しでも恩返しが出来るように頑張らなくてはいけませんよね。

このいい国日本を継続させるためにはたくさん働いて、たくさん税金を納めなくてはいけません。

権利と義務のお話です。
日本には三大義務があります。
小学生の時に教えられたアレです。
みなさん覚えていますか?

『教育』『勤労』『納税』です。
子どもに教育を受けさせる『義務』。
義務なんですよ。
学校に通わせるのは親の義務です。
子どもに道徳を教え込むのも義務です。
そして勤労の『義務』。
働くのは義務です。
働くことが権利にいつの頃から変わっているような気がします。
労働条件、給与、労働環境の問題が取りざやされますが、働くことは義務なんだと再認識する必要があるかもしれません。
最後に納税の『義務』です。
国民が納税しているから、今の医療を受けれますし、生活が困難になった世帯にも扶助があります。

そして老後の介護なども全てこの納税したお金で賄われます。
これらの義務の概念が薄まってしまっているような気がします。
働いて稼いだお金を納税する。
これが当たり前だと思える生き方がいいですね。
なので頑張って、きちんと納税出来るように働きたいと思います。

今日も頑張って仕事しますよー。
それでは。