今年の阪神タイガースは金本監督、掛布二軍監督の体制でスタートを切り、シーズン前半は若手の活躍もあり順調なスタートを切っています。
開幕戦からルーキーの高山選手を一番に据え、3年目の21歳横田選手を二番に置き、それだけでも新生タイガースを見せつけたのですが、その後も二軍スタートした江越選手の活躍、守備で素晴らしい動きを見せる大和選手のバッティングでの覚醒、北條選手、陽川選手もプロ入り初ホームランを記録しました。
さらに育成選手から支配下登録されたばかりの原口選手をいきなり一軍起用し、今や捕手のレギュラーを取る勢いです。
投手陣でも横山投手が先日初勝利を挙げ、岩貞投手は今やセリーグを代表する左腕になりそうなほどの勢いを感じます。
今年の阪神タイガースはどんどん若手が二軍から送り出されてきて、上がってきた若手が次々と活躍しています。
逆に調子が悪いと見ると新しい選手起用でスタメンが次々と変わります。
昨日もルーキーの板山選手がお立ち台に上がる活躍振りでした。

一軍の試合だけでなく、ウエスタンリーグ、二軍の試合でも一万人を超える観客が押し寄せています。
これはミスタータイガース掛布二軍監督の人気が大きな影響をもたらしています。
今の一軍メンバーと二軍メンバーを比べても、どちらが一軍のスターティングメンバーか分からないくらい人気、実力が伯仲しています。
こんなに面白い選手がいたんだという新たな発見もありますし、いいタイミングで一軍に合流させてもらっていたり、一軍に上がったらすぐに試合で使ってもらったりと一軍、二軍の連携も素晴らしいものがあると思います。
育てながら勝つというのはとても難しい話ですが、こんなに簡単に出来るものなんだと驚いています。
この先今出ている若手も研究され、打てなくなることももちろん出てくるとは思いますが、それでも今積んでいる経験は掛け替えのない財産になるのでしょうね。
今年だけでなく、来年、再来年、そして10年後の阪神タイガースの未来が見えてきました。
思えば、金本監督が広島カープからFAで来た時から阪神タイガースは大きく変わりました。
意識改革、そして背中で見せるという心意気はやはり凄いものがあります。
自信がケガを押してずっとフルイニングを四番で出場していた選手ですし、掛布二軍監督も四番バッターというのを強く意識していた選手でした。
四番バッターはチームの顔、相手チームのエースの決め球を打って四番だということを常々言い、それを実践していた選手でした。
なのでこの2人に憧れて野球を始めた人も多かったのではないでしょうか?
私もその一人でした。
選手たちもそういった環境下でプレー出来るのはとても幸せでしょうし、何より自分の事を見てくれているという喜びを今感じているのではないでしょうか?
プレー振りだけでなく、練習の時からの向き合う姿勢が違うかったというコメントがよく今年は出てきます。
開幕スタメン捕手の岡崎選手、そして今活躍している原口捕手です。
練習の時から首脳陣がきちんと見てくれ、さらに自分を推薦してくれて試合に使ってもらった。
頑張れる理由しかないですものね。
それに応える選手はもちろん凄いですが、それを見抜く首脳陣がまた凄い。
組織として理想的な形です。
今のタイガースを見ても、飛び抜けたスーパースターはいません。
掛布二軍監督や金本監督の選手時代のような。
でも、これだけファンをワクワクさせてくれるチームって今までなかったですよね。
まさに『超変革』です。
黄金時代の到来さえ予測してしまいます。

組織作りって本当に難しいもので、会社でも10年継続している企業が約7割、20年継続している企業が約5割と言われています。
ただ中小企業では10年後には約9割が倒産するとも言われており、個人商店なども含むと生存率は5%を切るかもしれません。
継続していくことがどれほど難しいことかということです。
継続するためにはその場その場だけでなく、きちんとした組織作りをする必要があります。
スタッフには働きやすい環境、能力を発揮してあげれる環境が必要ですし、経営陣には明確なビジョンと存続していく体力が求められます。
どちらが欠けても継続することは難しくなります。
10年間変わらない仕事のスタイルって考えにくいのですよね。
継続していくためには常に変化することが大切になります。
変化するだけでは当然ダメです。
今まで培った経験、技術を元に進化する必要があります。
進化し続けることが出来た会社だけが生き残っていけるのではないでしょうか。
もちろん進化しなければいけないのはスタッフだけではありません。
経営陣も進化していかなければいけません。
その間に温度差があっても厳しいかもしれません。
以前の会社では、その温度差を感じてしまいました。
そして、このままでは存続出来ないと思いました。
ここで選んだ選択肢は、もう一度新しい会社を立ち上げるということでした。
温度差を埋めるためには同じ情熱を持った仲間と仕事をするしかありません。
今はその仲間は同じ会社ではなく、別会社の社長さんたちと今お付き合いいただいているお客様です。
スタッフよりもお客様の方が熱心に話に耳を傾けてくれ、情熱的に行動を起こしてくれます。
これは大変哀しいことなのかもしれませんが、今はとても楽しく仕事をさせていただいております。
私自信が組織作りに長けていない分、今の阪神タイガースというチームに魅力を感じてしまうのかもしれません。

でも同じ夢を見れる仲間、これが同じ会社でなくても、私は素敵なことなんじゃないかなと思っています。
みなさん一緒に素敵な未来を描きましょうね。