若い時は仕事が嫌いでした。
何故働かなくてはいけないのか?
働くことの意味というものについて全く理解できていませんでした。
今何故働くのと聞かれれば、あなたは何と答えますか?
お金のため?
生活のため?
家族を養うため?
どれも間違ってはいないと思います。
でもお金のため、生活のためだけに仕事をしているとなかなかモチベーションが保てなくなります。
男性にとって仕事というものは一生切り離せないものです。
なのでどう仕事と向き合っていくかということがとても重要になります。
私の場合、お客様とお話しさせてもらうことによりストレスを軽減しています。
お客様とお話ししているととても多くのことを学べます。
もちろん不動産のことに関しては私の方が知識があるのですが、逆に不動産のことしか今までしてきていないので他のこととなると知らないことがまだまだたくさんあるのですよね。
そんなお話を聞いているととても勉強になりますし、自分の仕事のヒントにもなります。
お会いしてお話しさせていただいた方はもうご存知だと思いますが、お客様にも言いたいことを言い、言いにくいことでも気にせずお話しさせていただいています。
そんなスタイルが気に入らないお客様も当然いらっしゃるでしょうが、気に入ってくださる希少な方はとてもフレンドリーにお話ししてくださいます。
途中からお互いの夢の話とか、将来の展望なんかについてお話ししているともう楽しくて仕方がないのですよね。
なので今の仕事は本当に楽しくて仕方ないです。
もともと不動産という仕事は他人の人生を左右する仕事だと思っていますので、そこに関われることに幸せを感じていました。
長いこと仕事をしてきた経験でそこそこのアドバイスをお客様にすることができるようになってきて、より一層仕事が楽しく思えるようになりました。
そうなるともっともっと幸せな生活を提供できるように、演出できるように欲が出てきます。
そのためには必然的にいろいろな知識を身につける必要があり、そうした知識はお客様からも学ぶことができる今の環境に満足しています。
今日不動産取引が一件完了しました。
そのお客様と今日お話ししていたのですが、不動産投資に興味を持っているお客様の中には自分の将来を不安に思っている方が多いことに気づきました。
自分の仕事に熱中できていて、現状に満足し、そして将来に何の不安も抱えていなければ不動産投資に興味を持たないのでは?
みなさん少なからず将来に不安を抱えています。
私のお客様の中にはいろいろな業種、職種のお客様がいらっしゃいます。
公務員の方も一流企業にお勤めの方も。
そしてお医者さんや会社経営をされている方から専業主婦の方まで。
もちろんそれぞれの悩みは異なりますが、未来永劫心配ないと思っている方などほとんど存在しません。
でもみなさん優秀な方ばかりです。
こうしたことを考えると今の日本って本当に大丈夫なのかと心配してしまいます。
フリーターの方や無職の方が将来を不安視するのは分かります。
でもそうではないのです。
社会福祉の面で言うと日本ってきちんと整備されている国だと思います。
紛争もなく平和な国です。
でも戦後の平和で安泰な時代に育った私たちにとって、このまま平和で死ぬまで暮らしていけるのかという別の不安要素が生じてきています。
年金の問題や自分の子どもたちの将来の不安です。
公務員や一流企業に就職すれば未来は安泰という時代ではなくなってしまいました。
日本の一流企業が海外の企業に次々と買収され、いつリストラに合うのか、いつ早期退職を迫られるのか、またいつ給料カット、ボーナスカットの憂き目に合うのか分からない世の中になってきています。
子どもたちにこうしていけば大丈夫だよという道標を示してあげることが困難な世の中です。
そうした時代の中で、少しでも安定した生活を送らせてあげれるように、安定した収入を確保してあげれるようにと不動産投資に足を踏み入れる方が多くなっています。
私自身も同じ思いです。
なので少しでもみなさまのお役に立てるように、お力になれるようにと頑張っています。
話は冒頭の仕事の話に戻ります。
仕事という字は仕える事と書きます。
奉仕するという意味です。
つまり人の役に立つということです。
人の役に立ちながらお金を稼げるようにならないとダメということです。
サービス業も同じ意味です。
奉仕する。人のために尽力することという意味です。
本来どんな仕事でも奉仕する。サービス業だったということですね。
次に『労働』という言葉で考えると、労働の意味は
『からだを使って働くこと。』
『収入を得る目的でからだや知能を使って働くこと。』
と出てきます。
お金のために働くことは労働ということです。
私たちは労働と仕事を一緒にしてしまいがちですが、本来は全然違う意味なのです。
日本語って難しいですよね。

私は仕事の中には
『なくてはならないもの。』
『あれば便利なもの。』
『今までになかったもの。』
に分類されると思っています。
なくてはならないものは新しいサービス、新しいシステムなどによって『仕事にならないもの』に変わってしまうことがあります。
あれば便利なものは新しいサービス、システムによってより安く、より利用されやすいものに取って代わられることがあります。
そして今までになかったものは時代の流れとともに『当たり前に存在しているもの』に代わります。
なので未来永劫不変なものなどなかなか存在しません。
中小企業の場合、最初の5年で約6割が倒産し10年で3/4の会社が倒産するというデータがあります。
個人事業所の場合なら5年で3/4が倒産し、10年存続している率は約1割まで下がります。
それだけ継続していくということが難しいということです。
でも日本には100年続いている会社が約2.6万社もあるんですって。
そのうちの2/3が10人未満の会社だそうです。
これって複雑ですよね。
どう捉えればいいのでしょう?
確固たるビジネスモデルを形成し、事業規模を拡大せずにコツコツとしていくのが一番いいということなのでしょうか?
日本が世界に誇る大企業トヨタでもまだ創業して80年です。
ライフコンサルティングは何年続く会社にできるのでしょう?(笑)
せめて50年は続かないと子どもたちが苦労しますから、今から頑張って50年続く会社にしましょう。
ライフコンサルティングが目指しているものは『なくてはならないものです。』
みなさまの相談窓口として、なくてはならないものになれればと思っています。
でも相談していただけるお客様がいらっしゃらなければ何の貢献もできません。
ということで、みなさまのお力添えのほどよろしくお願いいたします。