不動産価格は何を基準に変わると思いますか?
欲しいと思う人が増え、売りたいと思う人が少なければ価格は上昇します。
簡単に言えば需要と供給のバランスです。
ただマンションの場合は、その需要と供給に関わらず価格が変動することがあります。
どういうことかと言えば、新築マンションの販売価格に中古物件も反応するということです。
今建築費が高騰しています。
東京オリンピックに向けての建築ラッシュ、アパート建築ブーム、そしてインバウンド向けのホテル建設、賃貸マンション、どんどん新しい建物が建築されていっています。
建てるのは誰?
もちろん建築会社さんですが、AI、ロボットが勝手に建ててくれるわけではなく職人の人手が必要です。
その職人の数が追いついておらず、日当はどんどんうなぎ登り、それに伴い建築費も高騰。
建築費が高騰すれば新築マンションの販売価格に反映される。
風が吹けば桶屋が儲かる。
建築会社には社員さんがたくさん働いています。
仕事がなくてもお給料は毎月発生します。
建築需要がないときは、儲からなくても仕事を引き受けないと雇用を維持できません。
でも今はどうでしょう?
仕事が多すぎて職人を借りてくる、人手を借りればお金がかかる。
その分建築費を高くせざるを得ない??
とにかく今建築費は以前に比べて大きく上昇しています。
先ほども言ったように建築費が上がるにつれ、マンションの販売価格、平米単価は大きく上昇しています。
ホテル建設ラッシュに伴い、土地も上昇しました。
賃貸住宅に比べ高収益が見込めるホテル用地を探している会社は、分譲マンションのデベロッパーよりも高値で土地を購入していきます。
建築費だけでなく土地値も上昇しているわけです。
新築マンションの販売価格はその影響もあり、どんどん上昇しています。
こちらに平成28年までの新築マンション販売価格の推移があります。
これによると大阪でも平成19年平米単価で48.1万円であった販売価格が平成28年には62.1万円、29.1%もUPしているのが分かります。
首都圏でも東京23区内では平成19年平米単価が85.6万円だったものが、平成28年には100.5万円まで上昇しています。
17.4%UPです。
販売価格は平均して東京23区内では6,000万円くらい、大阪で4,000万円ほどなのでいずれも1,200万円〜1,300万円は上昇しているということになります。
新築マンションが高くなればそれだけ中古マンションにもお客様が流れてきます。
『新築は高くなって買えなくなったから中古でもいいよね。』
中古マンション市場にお客様が流れてくると、経済の当然の原理で中古マンション価格も上がります。
今はこういった流れなのですよね。
大阪市内では中古市場も2割〜3割程度上昇しています。
ちなみに、これは昨年度ではなく一昨年度のデータですから、昨年はより一層上昇している実感があります。
『住んでいるマンションが高く売れた。』
これはたまたまではなくデータに基づいた統計です。
『うちのマンション売ってくれた業者さんすごいの。買った時より高く売ってくれたの。』
そうなんです。
いつの時期に購入したかにもよりますが、築10年以内の物件ならその可能性は格段に上がります。
10年近く住んで買った価格で売れる。
その間タダで住めたようなものですし、その間に支払った住宅ローンの減少分は手元に余剰資金として残ります。
しかもマイホームの場合は、売却益に対して3,000万円の特別控除がありますので、利益が出ても非課税になります。
こんな夢みたいな話が現実になっています。
なので是非大阪市内でマンションを所有している方はご売却を検討されてはいかがでしょうか?
株式会社ライフコンサルティングでは、お住いの住宅の無料査定を行っています。
『あなたの大切な資産を少しでも高くご売却いたします。』
そして残った余剰資金で老後の生活資金を確保してみてはいかがでしょうか?
そのお金を不動産投資に使うのもありですよね。
不動産で儲けたお金はさらに別の不動産で増やしましょう。
少なくともこの機会に売却できたお客様は不動産運があります。
私はよく言ってる話なのですが、ギャンブル運と仕事運、金運と不動産の運って違うんですよね。
仕事でとても成功している人でも不動産で損ばっかりしている人もいれば、金運がないように見える人でも買った物件が次々と高値で売れたりすることがあります。
『たしかに不動産についてはうまく回ってるな。相続した家もタイミングよく売れたし。』
なんて人はぜひこの機会にご相談ください。
お待ちしております。
あっ、今日はマンションの話だけをしましたが、次回は戸建の話をします。
そちらもお楽しみに。