不動産のことを英語でいうとReal Estateといいますが、直訳すると『真実の(現実の)』『財産(地所)』になります。

まぁ、英語が苦手な私がそんなこと語ってることがRealではないのですが、そこはさておき。

昔は土地が一番資産、財産という意味では価値があったのかもしれませんね。

土地は作物を植えたり家畜を放牧するために必要です。

その土地が広ければ広いほど資産があった、生活が豊かであった証拠でしょうね。

またPropertyとも呼びます。

これも不動産という意味なのですが、財産とか土地とかの意味でもあります。

意味でもありますと言いましたが、調べた情報なのでそういう意味でもあるそうですと言うべきでしょうか。(笑)

いずれにせよ、資産、財産と呼ぶにふさわしいのが不動産ということです。

お金が今の世の中では、一番資産を評価するのに分かりやすい指標になっています。

お金ってそもそも国家が発行している紙幣、貨幣でその国の信用性が失われてしまえば貨幣価値は大きく減少します。

でも土地は小さくなるわけでも無くなってしまうわけでもありません。

そういう意味では昔から変わらない資産といってもいいのかもしれませんね。

ただ、土地自体ものもの、王様のものという考え方もあります。

所有権は与えられていますが、固定資産税という名目で毎年使用料を払わされていますから
『本当に自分のもの?』
という意識にもなってしまいます。

そうなると何が本当の資産なの?
という気になりますよね。

不動産屋の立場からして、さっきの流れからすると
『不動産が唯一無二の資産です。』
と言うべきなのでしょうが。

お金を持たずに不動産だけ持っていたら所有していくことさえできなくなります。

固定資産税は言うまでもなく税金です。

税金の取り立てが世の中で一番キツイ取り立てです。

税金だけは破産しても免責になりません。

例え100年払い、500年払いの分割になっても国への借金は残ります。

自分が亡くなっても相続放棄しない限りは奥さんや子どもにも降りかかります。

『この国に住み続ける限りは代替わりしても払ってもらうよ。』

恐ろしいですよねー。

不動産を所有していて税金を滞納した場合、国はその不動産に抵当権をつけていなくても差押えすることができます。

それでも払わなければ公売にかけて競り売りしてしまいます。

その売却した金額を税金回収に回します。

不動産を所有している情報も国が全て把握していますので、何もかもご存知なんですよね。

何が言いたいのかというと、資産を生まない不動産は持っていても仕方がないということです。

『自宅はお金を生まないから質素でいいねん。』
こういうことを言う人がいますが、たしかにその通りなんですよ。

稼ぎが十分にあって、生活にゆとりがあるならいい家に住むべきです。

毎日過ごす場所ですし、大切な家族にいい家に住まわせたいと思うのはおかしな発想ではありません。

でも、先ほど言ったように自宅はお金を生みません。

それどころか固定資産税という税金の支払いを強要される、むしろ支出の部分です。

これが家賃より安く住むなら支出を抑えることができますから、プラスに転換できるかもしれません。

つまり、賃貸で過ごす場合の家賃の支払い額以上で、住宅ローンを組み家を購入するってことは、愚の骨頂ということになります。

『家は買ったら自分のものでしょ。』

固定資産税を免除してくれれば確かにそうでしょう。
でも年金暮らしになっても、子どもに生活費をもらい養ってもらっていたとしても、毎年の固定資産税からは逃れることはできません。

家は自分の所有物、これが幻想なんですよね。

それに気付いてしまいました。

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『自宅は毎月の支払い額を抑えるために購入するもの。』

『不動産を買う場合は、資産を増やすことができるものを買うこと。』

それが家賃収入なのか、将来の値上がりを期待してのものなのか。

収入を得るためなら当然、融資を受けることはアリです。
事業資金を調達することと同じです。

金利も売上のため、売却益のために必要な出費です。

でも、今の不動産投資ブームは間違えています。

『事業資金を調達するために、自己資金なしで事業は始めませんよね?』

お金を生むために投資するのですから自己資金は必要です。
逆に自己資金を入れることで、より本気で事業に取り組むことができるはずです。

よくある不動産投資のセミナーで
『自己資金なしで始めよう。』
とか
『資産◯億のオーナーになろう。』
とかありますが大丈夫ですか?
騙されていませんか?
購入した人は順調に運営できていますか?
予定通りの収益を生み出していますか?

不動産投資は大金がなければ始められないものではありません。

でも50万円、100万円のお金が1億、2億にバケることはありません。

うまい話には裏があります。

美味しい話に聞こえる話ほどが張り巡らされています。

でも、
『失敗しちゃったー。』
と思っても決して取り返しがつかないわけではありません。

売り方、売るタイミングで損失はカバーできます。

売らなくても、その物件が安定して収益を生み続ける物件であるなら売る必要はなくなります。

ローンを組んでいても、支払い続けることはできます。

買っちゃったものは仕方ない。
フルローン組んじゃったものは仕方ない。
覆水盆に返らずです。

人間必ず失敗するものです。

でも人間は一度や二度の失敗では終わりません。

失敗すれば取り返せばいいのです。
取り返すという言い方は、何か違うな。

別の物件で取り返すみたいな感じになっちゃってるので・・・

失敗じゃなくせばいいだけなんですよね。

『あー。この物件を購入してよかったー。』
*ブルゾンちえみっぽく

不動産屋さんが描いたシュミレーションの上をいく収益を生めばいいのです。

そして、不動産屋さんが組んできた金利を安くする交渉をすればいいのです。

もちろんすぐには不可能でしょう。

収益性を上げるのも満室の状態から上げることは不可能ですし、借りて間もない状態で条件変更など応じるわけがありません。

失敗はすぐには取り返せないかもしれません。

でも時間をかけて計画的に、かつ戦略的に攻めていけば何とかなるものです。

そのためには改装工事などの追加資金、借り換えのための内入れ資金が必要になるでしょう。

なければ質素倹約。

経費削減。

資産価値以下の不動産はただの借金です。

借金しているなら当然倹約しないといけません。

支出を抑えなくてはいけません。

サラリーマンしながら夜中アルバイトをしたいですか?

嫌でしょ??

じゃあ、不動産会社、管理会社がやっていることを自分で。
やれることは自分で行い経費削減ですよ。

管理料が5%とすれば、月額50万円の物件なら毎月2.5万円節約できます。  

週に一回物件の掃除に行けば、月に1〜2万の経費が削減できます。

それを一年間繰り返せば年間100万円の経費削減になります。

簡単でしょ??

というより、何もしないということは毎年それだけのお金を不動産屋に支払い、誰かの生活を助けていることになります。

もちろん自分に余裕があれば、ぜひそうしてあげてください。

余剰資金を循環させることは経済活動に役立っています。

管理委託も資金計画に余裕があるからこそできる業です。

余裕がない資金計画なら、資金計画自体を見直さなければいけません。

お小遣いに余裕がなければ、飲みに行くの控えよう、お昼ご飯を節約しよう、タバコをやめちゃおう、こんなこと考えますよね?

でも、空室であふれ支払いに窮しているのに同じ管理会社で募集を続け、週末暇なのに清掃会社にマンションの掃除を任せているのは何故なんでしょう?

何か間違えていますよね?

失敗は、取り返そう、間違いを正そう、過ちを繰り返さないようにしようと思わない限り乗り越えれません。

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まとまりましたねー。