こんな悲しい話が世の中にたくさんあるのか。
ニュースを見るたびに目頭が熱くなります。

1歳9ヶ月のこどもに十分な食事を与えずに死亡。
5歳女児食事を十分に与えず、暴行を加え死亡。

セーフティーネットが整備された今の日本で餓死とかあり得ない。
幼児や乳児が餓死するのは親のせい以外の何物でもない。

1歳児、2歳児に親以外の助けを求める知恵も選択肢もあるはずがない。

これって、保護者責任遺棄致死罪

保護者責任遺棄罪なら懲役3月以上5年以下、保護者責任遺棄致死罪になれば3年以上20年以下の懲役。

殺人罪なら死刑又は無期若しくは5年以上の懲役。

こどもに長期間食事を与えず暴行を繰り返したって、これが全くの赤の他人なら一体どんな刑になるのだろ?
監禁罪も加わるし、凶悪事件になるのでは?

小さいこどもにとって唯一の味方は親だけ。
その親からそんな仕打ちを受け続けるって悪夢以外の何物でもない。

うちには1歳5ヶ月と3歳10ヶ月の娘がいます。

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悪戯ばっかりしていつもママに怒られて泣いています。
ママに怒られたら私のところに泣きながら歩み寄ってきます。
私にとっては、それが可愛くて可愛くて仕方がないのですが、少し落ち着いたらママのところへすぐ戻っていきます。

こどもの泣き声が毎日するから虐待している。
というわけではもちろんないでしょうが、ママと歩いているのに何か怯えている。
母親と手を繋がずに少し離れて後ろをトコトコと歩いている。
これだけで私は違和感を覚えます。

古き良き時代は、近所の人がまるで自分のこどものように近所のこどもたちを見守ってくれていました。
近寄って話しかけてくれたり。
ちょっとした異変に気付いてくれてたり。

私がこどもの頃、近所の人によく告げ口されました。
『◯◯ちゃん、何かガラの悪そうな人たちと歩いてたよ。』

そんなガラの悪い友だちと歩いてたわけじゃないのに、さっき言った異変、違和感ですよね。

親の目が行き届かないところを近所の人が補っていてくれたような気がします。

今は逆に、
『知らない人と喋ったらダメ。』
小さいこどもに話しかけていると、
『何かご用ですか?』
みたいな感じでギラっとした表情で睨みつける母親もいたりするので、迂闊に話しかけようともしてくれません。

もし、近所の付き合いとかも頻繁にあったりすればこういった事件も未然に防げたかも。
と思ったりもするのですが、そういう親に限って近所付き合いとかもしていないでしょうし。。

人と人との繋がりが希薄になった現代だからこそ起こりやすい事件なのかもしれませんね。

こどものことになれば、ちょっとしたことでも目くじらを立てる親もいれば、育児放棄、虐待を繰り返す親もいます。

どっちがいいって、こどものことで怒れるほど大事にしている親の方が数段ましですよね。

モンスターペアレンツって言葉が一時期流行りましたが、それってどうなの?
ってずーっと思っていましたが、このようなニュースを見ていると、そちらの方が全然いいですよね。

私が新しいことに常にチャレンジして、未来を切り拓こうとしているのも、この娘たちのため。
せめて、成人するまでは苦労をかけたくないという気持ちからです。

子育てって本当に大変だと思います。
たまに休みの日にこどもを連れて出かけるだけでも普段の倍疲れます。
迷子にならないように目を配り、寝ちゃったら抱き抱えて移動です。

奥さんは毎日それをしながら、買い物に出かけます。
ご飯を食べさせていてもこぼして服はベトベトです。
その服を脱がして洗濯を回している間に、部屋は散らかりまくり。

イライラもするでしょう。

仕事から帰宅してイライラをぶつけられることもあります。
そんな時に、
『こっちも仕事で疲れてるんだから。』
こんなことを言おうものならもう大騒動です。

なので、虐待に至ってしまうまでの経緯は分からなくもないのですが。

ただ、それ以上に可愛らしい面が山のようにあるはずなのに。

先日も1歳5ヶ月の娘が寝言で、
『パパ・・・』
『ママ・・・』
『えへへっ。』
って言ったまま、微笑みながら再び眠りにつきました。

二人で、
『どんな夢見てたんだろ?』
『バカみたいに可愛いな。』
と幸せな気分になりました。

ある日上の子が眠っていていきなり、ウェーんと大声で泣きだして、
『パパー。ママー。』
と飛び起きたりします。
(えっ。どんな夢見たん?)

抱きしめたら、すぐ泣き止んで再び眠りにつきます。

夜中に叩き起こされたりもしますが、しんどいってこと以上に、自分が必要とされていることへの喜びを感じます。

こどもは3歳までに全ての親孝行を果たすと言います。
何をやっても可愛い時期なはずなんです。

それなのに、こどもにぶつけるしかない。
ここまで母親を追い込んでしまったのは、父親のせい以外の何者でもないような気がします。

私が父親として優れているとは、これっぽっちも思いませんが、こどものワガママを受け入れられない男が世の中で大成するわけなどあり得ません。

そういう意味では、母子家庭でこどもに愛情を注ぎながら育てている家庭ってすごいなと思ったり。

うちには奥さんがいてくれてるから、せめて仕事くらいはきっちりとしよう。
割り切れるから男って楽ですよね。

母親は父親の代わりができても、父親は母親の代わりはできないし、そもそもこどもを産むことさえできません。

そんな母親のためにも、愛するこどもたちのためにもまだまだ頑張らなくてはいけません。

目指しているものは何?
ゴールはどこ?

よく聞かれますが、私のゴールは私の愛する人たちが幸せと思ってくれること。

だって、私はもう十分幸せなので。

もちろん愛する人たちには、家族だけでなく友人やお客様も含まれます。

欲張りかもしれませんが、自分のことを大切だと思ってくれている人たちを幸せにしたい。
『お前が何者やねん』
っていう非難の声は置いといて・・・

いろいろ書いてきましたが、願うことはただ一つ。
世の中のこどもたちが両親に愛されて過ごせますように。

愛情の表現はいろいろあると思います。
お金はなくても愛情を注ぐことはいくらでもできます。

でも、男に出来ることはたった一つ。
生活の心配をさせないようにすること。

もちろん暴力を振るうのはもってのほかですが、仕事を頑張って余裕のある家計を作ってあげること。
これくらいしかないですよね。

なので、私は頑張って可愛い娘たちのため、愛する奥さんのために働きます。

みなさんもじゃんじゃん仕事を発注してくださいね。

よろしくお願いします。