不動産の価格ってどうやって決まっていると思います?

売却査定によって決まるんでしょ?』

不動産会社がつけた査定金額で売り値が決まるわけではありません。

『えっ。そうなの?』
と思っている方もいるかもしれませんが、一括査定サイトでご自宅の売却査定をかけてみれば分かると思います。
各社マチマチの金額を出してきます。
『えっ。こんなに高く売れるの?』
と思う会社から、
『えー。こんだけでしか売れないの?』
と思うような数字を出してくる会社まで、各社の戦略によって数字は変わってきます。

ただ、一回一括サイトに登録すると、嫌になるほど電話がかかってきて、手紙やメールがわんさか届くようになるので、そういうのがお好きでない方にはお勧めはしませんが。(笑)

当社も一時期一括査定サイトに登録はしていました。
複数社と競合になり、他社の顔色を見ながら金額提示していくという作業が多くなり、1反響あたりの単価もそれなりにするので、その元を取るため、成果を出すために実際の相場より高く査定書を作るという何だかよく分からない仕事っぷりになってきたのでやめました。

売却方法を提案したり、売却手段を相談しあいながら
『より高くで売却する』
ことが、私たちの仕事だと思っています。
でも、一括売却サイトで競合する不動産業者さんは、
『より高くで売れるように見せかけ」
『売れなくて困ってきたタイミングで値下げの話を持ち掛ける』
こういう手法で攻めてきます。

なので、媒介依頼をした時には
『この金額で売れれば、みんなでハワイ旅行行こうね』
家族でそんな話をしていたのが、最終的には、
『結局引っ越ししたら、全然お金残らないね』
こういうガッカリした展開になることも少なくはありません。

不動産は生ものです。
旬の時期
があるのです。

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売り出した当初の価格設定ってとても重要です。
売り出してすぐに申し込みが入ることがあります。
そうすると、売主さんは
『えっ。安すぎたんじゃない?不動産屋に騙された。』
こう思うことがあります。

実際にそういったケースも無きにしも非ずなんですが、その地域、そのマンション限定で探しているお客様っていたりするものです。
最初は予算組みもきつめで、シビアな金額で探していたけども、そんな物件は見当たらず、相場通りでも欲しい、買いたいと思っているお客様が。
そんなお客様をGETするためには、適正価格で売り出すことも重要だったりします。
情報公開して、次の日に問い合わせが入り、その週末に案内し、即決。
こうなると、先ほどの
『えっ。安すぎたんじゃない?不動産屋に騙された。」
こう思われることもあるってことですよね。

なので、最近は成約事例から今の売り出し状況、競合相手の情報まですべてお客様に開示しています。
『この物件の売り出し価格は少し高いですけど、水回り含めてリフォームをしています。その分少し割り引いて考えましょう。』
『この物件の売り出し価格は安いので、この物件が売れてから募集開始しましょう。申し込み殺到しそうなので、100万、200万高くても、その部屋押さえれなかったお客様が流れてくるかもしれませんよ。』
こういうアドバイスをさせてもらっています。
一緒に適正価格を考えるということです。

一番反響(問い合わせ)が入りやすい売り出し当初に適正価格で出すために。

それだけでなく、今、少し面白い取り組みを始めたいと画策していることがあります。

ホームステージングを利用した、
『より高く』
『より早く』
売却するための提案です。

これについては、資料がまとまり次第ブログでも報告します。

ではまた。