お金儲けの仕組みについて最近よく考えさせられます。
すでにお金持ち、資産家と言われる人と一般人の違い、それは情報力の違いです。
何気なく会話している内容の中にもお金儲けのヒントがたくさん盛り込まれています。
『◯◯って知ってる?』
『◯◯もうやってる?』
『◯◯どうなるんだろうね?』
お金持ちとお金持ちでない人との違いはこの◯◯の中身の違いです。
◯◯が仮想通貨であったり、ひと昔なら民泊であったり、大阪万博だったりIRの話だったり。
でも一般人はこの◯◯の話が芸能人の不倫スキャンダルだったり、人の噂話だったり。
目の前で飛び交う会話の中からでも、情報をキャッチできるアンテナを張っているかどうか、またそのアンテナでキャッチした情報を活かす行動力、これがすべての差なのかなと最近つくづく感じます。
ある飲食店が繁盛しているとします。
普通は
『美味しいよね。流行るのも分かるわ。』
これで終わりかもしれません。
別の人は
『このお店はこういうコンセプトでイメージをまとめてるのかな?若い女性がターゲットかな?だから回転率が良くないからこれだけ行列ができてるのかな?』
また別の人は
『この感じのお店なら◯◯に出しても面白いかも。もっと流行りそうだな。』
人それぞれ視点が違います。
『そんなん考えていたら美味しくなくなるじゃん。』
はい。人それぞれ感じ方が違うので、別にどれが正解かと言う話ではありません。
ただ、お金儲けが上手い人と食事をしているとそんな話をすることが多いのです。
お金をたくさん持っている=幸せ
というわけではないのですが、やはりあるに越したことないですよね。
年金受給が70歳まで引き上げるとか、そんな話が出てきている中、老後に必要な資金は6,000万円と言われています。
また65歳から、70歳から受給できたとしてもその支給額が生活するのに十分な金額に達していないこともあり得ます。
ということで、老後に安定した収入を作るか、切り崩していっても十分に生活がやっていけるお金を残すのか、いずれかの選択になります。
『残せなかったら生活保護を受ければいいんじゃないの?』
安易にそう考える気持ちも分かります。
でも、生活保護費は年々縮小していくでしょう。
どんどん高齢者が増え、その老後資産を確保できていないお年寄りがたくさん増え、みんな生活保護を受給すればどうなります?
その原資はいったいどこからやってくるの?
考えれば考えるほど恐ろしい行く末しか見えてきません。
それに、一生懸命65歳、70歳まで生き抜いてきたのに最後に生活保護って・・・
自分の人生を否定されたような気がしちゃうので、何とかそうならないように頑張ろうかなと。(笑)
持つものと持たざるもの、どんどんこの貧富の差は拡大しています。
株価が大きく上昇し、資産家はより大きな資産家に、都心部の不動産価格も上昇し、持つものはさらなる資産を持つようになっています。
不動産も株も同じですが、いい時もあれば悪い時もあります。
ただどっかのタイミングでは高値にはなっています。
所有して、一番いいタイミングで手放すことができれば簡単に資産を形成することができます。
簡単な話ですが、現実には簡単にはいきません。
下落したタイミングで大慌てで処分してしまう、先日の仮想通貨の暴落に見られる現象ですが、お金を持っている人は
『あー、下がったね。じゃあ買い足しとこうか。』
お金を持っていない人は
『わぁー、こんなに下がった。なくなっちゃったらどうしよう。ここで売っちゃおう。』
余裕のある資金で投資をするのと、余裕のない資金でギリギリのところで投資をし、レバレッジ(不動産投資なら融資)を最大限に使い投資をしてしまうと価格が下落したときに耐えきれなくなります。
不動産投資の場合は家賃収入がきっちり入ってきていると手放す理由はなくなりますが、空室が発生した時に耐え切れる資金力は持ち合わせていないと大変なことになります。
結局どの投資を始めるにもそこそこの自己資金は必要だということです。
『自己資金0で始める不動産投資』
完全にアウトです。
登記名義人が自分になったら、自分の所有物だと思ってしまいますよね。
でも資産価値以上に借入額があるということは、それは資産ではなくただの負債です。
どこの金融機関に持っていっても、自己資金0で満額融資が受けれる物件であるなら話は別ですが、そんな物件ありませんよね。
市場価格が借金の残債を上回ったときに、初めてそれは資産に変わります。
そのためには満室稼働、繰上げ返済、外壁塗装などのバリューアップ、資産価値を上げる努力が必要になってきます。
自分の所有している不動産が空室だらけ、ボロボロのまま、もしそんな状態に陥っているならまずその物件を生まれ変わらす作業から始めなければ高値で売却することが難しくなります。
私のお客さんの中には、必ず売却する前に外壁塗装や屋上防水を施してから売却しているお客さんがいます。
そうすることにより、購入する人の融資年数が伸び、購入者にも売却者にもメリットが出ます。
しっかりエンド向けの出口を作っているわけです。
これが売却して利益を出すための仕組み作りであり、金融機関もそういう物件であれば耐用年数を伸ばす口実になります、そして購入者も融資年数が伸びキャッシュフローが回ることになります。
ウィンウィンのように感じますが、実は一番得をしているのは耐用年数を伸ばし高値で売り抜くことができた売主なのです。
これができるのも潤沢な手元資金があるからこそできることで、担保に取られている不動産の改装工事にさらなる融資を引き出すことって容易ではありませんから、その手元資金があることが勝利の前提になっています。
お金を増やすのもお金、うまく資金を活用できる人がさらに大きく資産を増やすことができるもう一つの理由です。
なので細々と書いてきましたが、余裕資金を持たずに参加してしまうと勝ち抜くのは容易ではないということです。
不動産投資は余裕資金で。
融資利用は銀行の担保評価以内で。
これだけ守っていれば破綻することはなかなかないのですが、罠みたいな話がこの世の中には多いですからご注意を。
最近金融機関の融資が少し難しくなってきています。
資産家にしか貸さないと断言する銀行もあります。
本来、従来ならサラリーマンに対しての不動産投資融資ってどこもやっていませんでした。
それがいつの頃からか、サラリーマンに対しての方が融資が付きやすいという風潮があったのも事実です。
それが元に戻りつつあるのかもしれません。
ただ現金で購入していく外国人投資家さんたちがいる限りは価格の暴落ということはないかもしれません。
それがいつになるのか?
株価と同じで、下がったタイミングで購入できる人は勝ち組です。
下がったタイミングで手放さないといけない状況に、どんなことがあってもしないということが大切なんです。
そのためには満室稼働、余裕ある返済計画、無理をしない購入計画が大切です。
購入前には専門家にきちんとしたご相談を。