モノマネ
マネする
真似する
真に似せると書いて真似
もともとこれは真似ぶという言葉だったらしい
テレビで林先生が言ってた
そのことについて裏を取って書いてるわけではないが、妙に納得してしまった。
『仕事は見て覚えるものだ。』
『他人に教えてもらうものではない、見て覚えろ』
そう言われて育った世代なので妙に納得してしまう。
ほんと先輩には仕事を教えてもらった記憶がない。
放ったらかし。
でも物件は出してくれたかな?
さすがにお客さんもいることだし、全くの放置ってわけにもいかないだろって。
でもそのおかげで仕事を覚えるというか、自分で考えるということは身についた。
だって目を皿のようにして見ていたから。
先輩の仕事ぶり、お客さんとの会話、話の間を。
そうしておかないと何をしていいのかさえ分からなくなってしまうから。
最初は先輩の真似、そこから。
というより、それしかできなかった。
先輩の運転手になって車の中の会話を聞いているのだが、会話の中の言葉の意味が分からない。
ん?何言ってるんだ?
分からないことがあったら調べる。
本屋さんや図書館に行って調べる。
だって今みたいに携帯やパソコンで調べるということができなかったから。
おかげでとても多くの専門書を読むことになった。
言葉の意味が分かったところで次のステップ。
覚えた言葉を使って会話を成立させる。
するとまた難しい言葉が登場する。
また調べる。
この繰り返し。
とにかく右も左も分からなかったので営業スタイル、喋り口調は先輩の真似。
話し方も話すトーンも。
ゴリゴリとした強引な営業スタイルじゃない、今のスタイルを確立できたのはその先輩のおかげかもしれない。
私の接客はそうやって培ってきたものです。
こどもも親の真似をして言葉を覚えていきます。
言葉だけじゃなく普段の行動もそうです。
うちの下の子(1歳半の娘)がカバンを腕に引っ掛け、両手で人形を2つ抱えながらリビングをトコトコ歩いてる(お買い物のマネ)のも、オモチャの容器を逆さまに振って両手で顔をペタペタと触ってる(お化粧のマネ)のも、全て母親の真似してるだけのことです。
そうやっていろいろなことを学んでいくのです。
歳を取り、仕事でベテランと呼ばれるようになってくると、誰かの仕事ぶりを見て真似る、学ぶということが少なくなります。
だからこの歳になっても、セミナーとか勉強会に参加していつも学んでいるんです。
もうタダで仕事を盗ませてくれる先輩はいません。
お金を払って学びに行っています。
無料で情報を提供する。
いつもこうありたいとは思っています。
でもね、世の中にはいろんな方がいるのです。
うちのセミナーにも不動産業者さんであることを隠して参加してくる方がいます。
(言ってくれれば気持ちよく参加させてあげるのに)
今後どこでお会いするか分からないのに身分を隠して何をどうしたいの?
電話で相談はしてくるけど自分の身分は明かさない。
で、相談料かかるなら結構です。
いいんですよ。
別に。
ひまな時なら全然相談に乗ります。
でもそう言った人って長くなりそうな相談の時でも
『今少しお時間大丈夫ですか?』
そんな一言もなかったり。
あー、愚痴になってしまった。。。
生き方、人との接し方。
これこそ他人に教えられるものではなく他人の姿を見て学んでいくものです。
真似するということですよね。
『あー。この人距離の縮め方が上手いな。』
『コミニケーション能力高いな。』
こんな分かりやすい話ではなくても、
『腰が低いな。』
『偉そうにモノを言わないなー。』
これってうちの業界だけなのか分かりませんが、下手に出たらこれ見よがしに上からモノを言ってくる人とかもいて、初対面の私に丁寧に話をしてくれるだけで
『この人いい人ー。』
って勘違いしてしまうこともあります。
いい意味で相手に勘違いさせること、これってとても重要なことだと思っています。
この学びは多くの人と出会い、多くの方とお話しさせてもらう機会があったからこそ少しづつ身についたものです。
英語の授業で学校の先生に
Repeat after me
私の後に復唱して
って言われませんでした?
真似することこそが初めの教育なんです。
誰もが知らないことを学ぶことはできません。
誰もが知らないことを探すことは発見、発明と言います。
私たちはエジソンでもレオナルドダビンチでもありません。
誰かがやってることを真似し
私たちは自分がやってることを教え、成功者がやってることを教える。
ただそれだけのことでいいのかなと。
そんな場を作ること、それが理想でした。
やっとその場所が完成します。
ちょっとワクワク、ちょっとドキドキ。
学校の勉強はできる方じゃなかったけど、他人に物事を教えれるようになった。
これは業界で培った経験があったからです。
自分が足りない知識は他のお仲間の先生たちに補ってもらいます。(笑)
みんなで一緒に学びましょ。
まずは真似するところから