タワーマンションへの固定資産税評価の見直しの話は以前もさせていただきました。 

タワーマンションの相続税の節税効果は抜群です。

特に上層階となると、実勢価格と固定資産税評価額との乖離は大きくなります。
実勢価格が1億円の物件の固定資産税評価額は2,500万円、3,000万円という場合も多く存在します。
タワーマンションの場合もともと上層階と下層階との価格差は大きいものがあります。

でも固定資産税評価額は階層に関係なく床面積だけで算出されています。
なので同じ平米数の場合、相続税の評価額で倍近くの節税効果が得れることがあったのです。

その評価方法に今回メスが入るというものでしたかが、いろいろな富裕層からクレームが入ったのか微調整があったようです。

上層階と下層階との評価額の差は1割から2割程度に抑えられそうですし、何より2018年以降の引渡し物件に限られそうです。
なので中古タワーマンションには影響がないままかもしれません。
超富裕層の方はほとんど現段階でもタワーマンションの1室や2室は保有しているでしょうし、議員の方の中にも多くの所有者は多いでしょう。
結局自分たちの資産には影響のないような改案になっていくのでしょうね。

なにわともあれ、そうなってくれれば今後のタワーマンションの計画は以前のようにどんどん建てていくという流れにはなっていかないかもしれませんし、中古市場の値下がりを引き起こさない可能性もあります。

しかも今はタワーマンションの購入層は日本の富裕層から外国人投資家さんへ移っていっていますから、新築タワーマンションには大した影響もないのかもしれません。

今でも立地の良いタワーマンションは中古市場でも高値で取引されています。
建築費の高騰もあり、新築価格は上昇しておりそれに引きつられて中古マンションの価格も上昇しています。

新築購入価格よりも中古市場では高値で売却されているということはよく見られるケースです。
人気のあるタワーマンションでは建築中に全て完売するマンションもあったりしますが、その場合完成後すぐに売却されている部屋もあります。
その場合でも1割、2割は高値で取引されていたりします。
バブル期に新築マンションの方が中古マンションより安い。抽選に当たったらそのまま転売して利益を得ていたケースもありましたが、それに近いケースさえあったりしますものね。

タワーマンションの最大の利点は総戸数が多いことによるスケールメリットです。
豪華絢爛なエントランスであったり、常駐警備員による24時間警備であったりコンシェルジェがフロントでお出迎えしてくれたり。
まるでホテルに滞在しているかのようなサービスが実施されていますが、一番の利点はセキリュティでしょうか。
私が今住んでいるマンションもタワーマンションなのですが、入居当初鍵を忘れてエントランス前でウロウロしていたら警備員に尋問されたりしました。
さすがに5年以上住んでいると管理人さんも顔見知りになりそうしたことはなくなりましたが。(笑)

20戸くらいのマンションなら、管理費を1万円徴収しても管理人さん1人を雇用することができません。
なのでそうしたマンションでは週に2、3階の日勤、もしくは午前中だけ勤務となっている場合も多くあります。

でも300戸以上あるタワーマンションでは1部屋1万円の管理費を徴収すれば月額300万円の管理費収入になりますので、常駐管理人だけでなくコンシェルジェなども雇用できるわけです。
また共用スペース、ゲストルーム、ゲストランジなどの運営もできるわけですね。
その辺りがタワーマンションの魅力でしょう。

あと、容積率の問題がありますから大抵のタワーマンションは都心の中心部にあります。
便利さと快適さ、そしてセキリュティ、節税だけでなく魅力はいろいろあるのですよね。

そんなタワーマンションでも中古物件ならまだ手に入ります。
100平米を超える物件もあれば40平米くらいの1LDKもあります。

決して高嶺の花ではありませんよ。
今は住宅ローンの金利も安くなっています。
値崩れのしにくいタワーマンションで新生活もいいかもしれませんね。

というわけで、タワーマンションの売り物件情報を。
なんばグランドマスターズタワー
102.42平米の2LDKです。
7280万円。
ご案内も可能ですので、ご興味ある方はご連絡ください。