ジャパネット

ジャパネットが旅行業に本格参入というニュースが出ていました。

ジャパネットといえば

『金利手数料はジャパネットが負担します。』

というセリフが印象的ですが、ひょっとして旅行業でも分割払いで金利手数料負担をしてくれるのでしょうか?

そうなれば『ちょっといいところに旅行に行こうかしら。』という人も増えるかもしれませんね。

これは旅行業の話ですが、他業種からの異業種参入というのは今の世の中珍しくなくなっています。

私たち不動産業界にもそうした異業種からの波がいつ訪れるかもしれません。

『不動産の頭金の金利負担は当社がいたします。』

まぁ不動産の場合、お金を貸し付けて契約に誘導するのは宅建業法違反ですから、このケースはあり得ないでしょうが異業種からの参入となると、今までの業界で培った経験ややり方を持って乗り込んできますから安心しきっていてはいけないかもしれませんね。

最近では大家さんが宅建免許を下ろしたり、介護業界からや、司法書士や行政書士の先生、税理士の先生まで不動産業界に乗り出してきています。

銀行や信託銀行が不動産業務を行っているのはもう以前からですが、市場の大きい業界ですから他業種からの参入を食い止めるには無理がありそうです。

他の業界の市場規模と比べても、不動産市場というのはとても大きな市場で魅力的な市場ですものね。

大きな資本力をもった企業が参入してきたときに、私たちのような零細企業はどう立ち向かっていくのか?

それを考えなくてはいけません。

大手でできないこと。

きめ細かいサービスであったり、何かに特化した他に真似できないスキルを身に付けるしか対応の方法はなさそうです。

量産されたものを販売するということに関しては大手に勝てることがありません。

街の電器屋が毎月販売する電化製品の数と量販店が販売する電化製品の数が大きく違うということです。

街の電器屋さんの中にもアフターサービスやお客さまとのつながりで、難を逃れている店主さんもいます。

何かにこだわって商品価値を高めているお店もあります。

保険の代理店(損保、生保)も保険商品がネットで申し込みできるようになり、多くの代理店が淘汰されました。

でも、お客さまと密につながっている代理店さんは生き残っています。

私たち不動産業界にも同じ波が訪れようとしています。

均一化されたサービスではなく、何かに特化したサービス。

お客さまと深くつながることによる安心感。

この辺りを売りにしていかなければ闘っていけない時代が訪れようとしています。

今までのように新規のお客さまを多く取り込んで、数多くのお客さまと接客するのがベストという風潮から、少ないお客さまを大事にするというやり方へ変化が求められているような気がします。

そのためには、お客様の要望により多く応えれるよう日々の努力が必要になってきますね。

今や一通りのことはネットで調べることが出来るようになっています。

通り一辺倒の答えを返すだけではなく、より深い知識を身に付ける必要があります。

モノを売るという不動産屋から、専門的な知識でアドバイスする専門職への変化です。

電器屋さんに行って、

『このTVはなんで安いの?』

と聞いて、

『あぁ、型落ちなので安いんですよ。』

ただこれだけ言われたら

『なんだ。。』と思ってがっかりしませんか。

『こちらは画素数が小さく解像度が低いのです。そちらの最新のTVは解像度もよくて・・・』

などと、より詳細な説明をしていただければ安心してお任せできませんか?

生命保険の加入も同じです。

ネットで申し込みすれば確かに割安なのかもしれません。

でも、より一層自分に合った商品を提案してもらえることを望んでいる方もまだ多いはずです。

専門的な知識を身に付け、お客様にアドバイスを求めてもらえる立場にならなければこれからの不動産業界で生き残っていけないかもしれません。

私は数年前からこう思い、知識の研鑽に励んできました。

でも、勉強すればするほど知らない事ってでてくるものなんですよね。

一生勉強です。

まだ下の子供が生まれて1ヶ月半です。

あと20年お父ちゃんは家族を養っていかなければいけません。

長いなー。(笑)

というわけで、頑張りますか。

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