このまま進めば社会保障の破綻、際限のない増税といった山積みの問題が、10年足らずで一気に表面化すると言われています。

人口増加を続けた日本でしたが、今や減少傾向に入っています。
ここから約10年で約700万人の人口が減り、15歳から64歳の生産人口が7000万人まで減り、65歳以上の人口が3500万人になると言われています。

そもそも生産人口というのは働き手ということなのですが、今の社会では60歳以上はともかく15歳というのもどうなんでしょう?

ずっとこの統計でいっていますから今さら20歳以上に変更も出来ないのかもしれませんが、生産人口というならそういった統計も必要ですよね・・
2025年の日本は、団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となり、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、人類が経験したことのない『超・超高齢社会』を迎える。これが『2025年問題』です。

今の65歳はまだまだ見た目も若いですし、高齢者という認識もどうなのかということなのですが、このままでは老後はゆったりとのんびり生活するというイメージがし難い世の中になっています。

しかも現段階で820万人が認知症を患っているということなので、2025年には1200万人に増え、10人に1人が認知症という世の中になってしまいます。

その人達を介護していく必要がありますから、世の中の仕事も介護職という人が大きく増加するでしょう。
でもとても離職率の高い職業ですし、給与水準も決して高くはないです。

果たしてその職に就いてくれる若者がどのくらいいてるのでしょうか?

外国人労働者に頼らざるを得ない状況にはなってきています。

高齢者が増えるということは医療費も当然増えるわけで、社会保障費も増大します。今120兆円の社会保障費が2025年は150兆円になることが試算されています。

年金の問題も深刻です。
今65歳に引き上げられた支給年齢も70歳には確実になってしまいそうです。

70歳から年金が支給されたとしても、自分たちの年代には恩恵はなさそうですね。
家族は介護費用とかの助けにはなるでしょうが、このままでは死ぬまで働き続けなければいけない世の中になりそうですよ。

今コンビニとか吉野家やサイゼリアなどの飲食店などでは既に外国人労働者が増えています。
時給が高くなく労働時間が長いなど、労働条件が決してよくない仕事にはアルバイトが集まらなくなってきています。

それでも外国人労働者ならば働いてくれる人達は多くいるのが現状です。

自国で働けるより多く稼げる。仕事がある。しかもお客様自体も外国人が増えてる。
様々な条件が後押ししています。

日本人でも仕事を得るためには貧しい中国の農村部の人達と同じ労働条件で働かなくてはいけなくなる可能性がある。
これがプアジャパニーズということらしいです。

先日囲碁のプロが人工知能に負けるというニュースがありましたが、この人工知能というのはどんどん進化しています。
翻訳ソフトも今やある程度使えるレベルになってきていますし、クルマの自動運転というのも、もはや実現しています。

営業職というのも人工知能で代替が可能であると言われています。
コンビニのレジなどではすでに代替が利きそうです。

人工知能を持ったロボットと外国人労働者に日本人の職を奪われてしまうかもしれないです。

20年後には今ある職種の約49%が人工知能で代替が可能と言われています。

それまでに代替の利かない仕事に、自分の仕事を変えてしまわないと、職業の選択どころか就労することすら出来なくなるかもしれません。

しかも70歳まで働き続けないと生活出来ない時代にです。
生活保護世帯も増えてしまうかもしれません。
この支給年齢になり、金額も当然減額される可能性もあるわけで、そうなれば生活保護を受給している方が人並みの生活をすることができるという恐ろしい話にもなり兼ねません。

そうならないように今からの10年というのはとても大事な10年になります。
この10年でどう資産を築き上げていくか。
この10年でどう老後の生活資金を作り上げることができるか。
またリタイアした後も継続した収入を得れる道筋を引くことができるか。
ということを考えなくてはいけません。

そのためには不動産投資で安定収入をと言いたいところですが、これから増加する空き家問題、少子化ということを考えると、所有しているだけでは理想の生活を作り上げていくことは不可能です。

私が提案するのは単純に不動産オーナーになるということではなく、不動産オーナーという業種の経営者になりましょうということです。

このブログでもちょくちょく書いていますが、不動産オーナーというのは昔は左団扇で生活が出来ました。
部屋を探しているお客様が次々に不動産屋さんの店舗に押し寄せ、お客様も何年かに一回は住み替えるという時代でした。

地方から都心部へ入学する学生さんも多かったですし、住宅購入を考えるお客様にとっては大阪市内の一戸建というのは高嶺の花で手が届く金額ではなかったのです。
金利も今と比べ物にならないほど高く、総支払額を計算すると購入金額の3倍にもなりました。

そうなると大阪市内で仕事をしている方にとって賃貸マンションというのは当然の選択肢だったのです。
でも今ではどうでしょう?

地方から出てくる学生さんも少なくなり、住み替えのお客様は激減(あっても家賃を下げるための住み替えが多くなりました)、住宅購入のハードルもとても下がりました。
実家から独立して一人暮らしという若者が少なくなったことも影響しています。

これは婚姻年齢の低下と少子化にも影響しているとは個人的には思っています。

実家でのんびり生活をしていると、結婚したいという願望が低下しますし、結婚する理由が見当たらなくなります。
やはり若いうちに一人暮らしを経験して、自炊から洗濯、アイロンがけまで経験し、母親のありがたさを感じ取り、当たり前に生活できている基盤を作ってくれている父親に感謝しないと仕事でも一人前にはなれないですし、自分で同じような家庭を作りたいという自立心も生まれません。
これはあくまで個人的な感想ですが。

この話は置いておいて、そういった社会の流れの中で自分の所有している不動産を安定して運営しようとすると、経営者的感覚で物事を考えていかなくては厳しい時代になってきています。
どういうことかというと、無駄な経費は排除する。
より多くの収益を生み出すために投資をするということです。
これはリノベーションであったり、共有部分のリニューアル、設備などの入れ替えなどですね。

今までのオーナー様は管理会社に言われるがままに内装工事をし、募集条件も任せっきりにしていました。
その中で、よくない不動産屋さんと付き合えば、高いリフォーム費用を請求され、空室をほったらかしにされ、挙句の果てには赤字経営で売却せざるを得ないということにもなりかねません。

会社を経営していたり、お店を経営していたらほったらかしにはしませんよね?
会社の経営方針をきちんと決め、従業員を教育し、無駄な経費は削減しますよね?
経営状況がよくないと従業員を解雇することさえあるでしょう。
お店を経営していてお店に顔を出さないということがありますか?
しかも赤字経営に陥りそうなのにほったらかしにはしないですもんね。

不動産投資でも同じです。
任せっきりにしておいて大丈夫ですという不動産会社を信用してはいけません。

新築アパートのサブリースでもそうですし、投資用ワンルームの販売業者も同じです。
自分で勉強し、工夫し、いろいろなアイデアを出すことが出来ないなら不動産投資をやめておいた方がいいでしょう。
一時ならいいかもしれません。
今購入しておいて東京オリンピックまでに売却する。
インカムゲインではなく、キャピタルゲインを狙って不動産を購入するというなら、将来のことなど考える必要はありません。
もし、あなたが将来の年金代わりに不動産投資をしようとしているなら。
もし、あなたが会社を辞めて不動産オーナーとして生活していこうとしているなら、不動産オーナー業の経営者としての知識を身につける必要があります。

いきなり大きな金額の投資をするのではなく、小さな金額から始めることも可能です。
そこで経験と知識を身につけ、不動産投資が自分に合っているのか合っていないのかを見極めてください。

一緒に勉強して行きたい。
自分に合っているのか合っていないのかを見極めたいという方は是非ご相談ください。

時間はかかりますが、必ず成功に導きます。

そういうお手伝いがしたくてこの会社を始めましたので。

資金力があって、何千万もの初期投資が出来る方は私がお手伝いをする必要もございませんので、もっと手早い投資をした方がいいかもしれません。
これから何年か掛けて資産を増やしたいという方、仕事をリタイアするまでの何年間で何とかしたいとお考えの方はご相談いただけたらと思います。

それではご相談お待ちしています。