今、仕事仲間とプロジェクトを推進中です。

ただ、やはり宣伝力が足りません。

まだまだしたいことはたくさんあります。

不動産業界を革新的に変えていきたい、そんな野望もあります。

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不動産屋を介してしか売主と買主が繋がれない、貸主と買主が繋がれない、この仕組みの隙間で不動産会社は生き抜いています。

本来ならお客様自らが業者を仲介させるべきか、自らで契約を完結するかを選べる立場なはずです。

でも、今は自らでという選択肢を持つことができていません。

自分の家を貼り紙を貼って募集したり、物件をサイトに登録して募集もしていません。

サイト側も賃貸大家さん自らが募集したりしやすい環境を作ればいいのでしょうが、そうはなっていません。

売買物件も高い仲介手数料を支払わないと売る手段もありません。

それはその手段がないだけではなく、情報に信頼性を持たせれないからです。
塀に囲まれた立派な建物に『ForSale』と貼り紙がしてあって個人の名前と電話番号が書いてあってもなかなか電話しづらいですよね。

それは本当に売ってくれるの?

どんな契約内容になるの?

この建物は大丈夫な建物なの?

手付金渡して連絡つかなくなるとかないかな?


そんな心配はやっぱり出てきます。

それがネット上に出てる物件なら、まだポータルサイトの信用力で

『あっ、これ大丈夫なのかな?』

なんて信用してしまいそうですが、先日仮想通貨の件で問題がありましたよね?

出川哲朗のCMでお馴染みだったコインチェックです。

『TV CMやってるから大丈夫だろ?』

その信用は一気に失いましたよね。

仮想通貨流出騒動で預けていたお金が引き出せなくなりました。

昨日のニュースで日本円の出金手続き済みの分に関しては再開しますということにはなりましたが、CMやっていても信用してはいけないんだ、こういう教訓が生まれたのではないでしょうか?


それなのにポータルサイトに載ってる情報が全て信用できるかというと、そうではないですよね。

やはり怪しい情報も中には埋もれています。


今は業者が預かった物件や広告掲載可の物件を営業マン・事務員さんが手入力していますので、中には打ち間違いもありますし、情報を精査せずに入手した情報をそのまま入力していてその情報が間違えていたという状況も起こります。

その中で個人が自分の物件を入力したとしても、その情報がどの程度信頼できるのか疑わしいですよね。

せめて広告の段階で重要事項説明書で義務付けられている内容くらいはきちんと列記し、売買契約書、賃貸契約書のひな型まで掲載しておく。

この内容の物件ですがいかがでしょうか?

そのくらいのことまでしないと、

『言わなくていいことは言わない。』

『聞かれていないことは教えない。』

こういった考え方が染みついた今の業界の信頼を払拭することができません。

まして、個人が自分の物件を売るときにはイヤな情報はできる限り開示したくない、そんな気持ちになるのもやむを得ないところです。

でもそうなると、個人間の不動産流通の機会は失われてしまいます。

今の売買契約では重要事項説明書でいろいろな項目が追加され、契約時には『知らなかった』『聞いていなかった』ということは少なくなりました。

でも契約の意思決定のタイミングまで、そういった情報が分からないことに不信感を覚えた記憶はありませんか?

募集する段階できちんと調査を行い、契約内容の取り決めをを行っておく。

その作業のお手伝いは私たち不動産業者が担う。

住宅ローンの利用の際には、様々な金融機関がお手伝いをする。

リフォームの際には、不動産業者を介さずとも自らで発注できる

そんなことができれば不動産の流通はもっと活発になると思います。

そこには募集写真を撮影するプロのカメラマンや、物件のキャッチコピーを考えるコピーライター、募集する側が雇用し、より高く売却するためのチームが存在する。

予算のない売主や大家さんは自らの物件を自らの手でプロデュースし、そういうノウハウをレクチャーする教室があってもいいかもしれませんし。

ネット通販の大手『楽天』などはそういったサポートを楽天の出店者に行いますし、メルカリなんかでも自らの商品をプロデュースする力が強い人が成果を残しています。

不動産だけが業者に頼りっきりの世界なのです。

もちろんプロの手を借りた方がいい、そういう選択をする人も多いかもしれません。

でも中には、個人間の流通を望んでいる人もいるはずです。

そういった人たちの橋渡しになりたいなという野望があるのですが、そのためにはまず流通網を作ることが必要ですし、そもそも協賛する人が現れなければ話にもなりません。

多くの不動産会社の営業マンと今までお会いしました。

契約業務の調査をきっちりできる人はあまり話が上手じゃなかったり、売り方がうまくないケースが見受けられます。

逆にこの営業マンすごいなと思う人は、物件調査が下手だったり・・・

得手不得手があるのですよね。

不動産会社は不動産物件の調査をする会社、売るのは別の販売網、ローンは金融機関が請け負い、リフォームはリフォーム会社が。

じゃあ不動産屋は調査するだけの会社??

もちろん今と同じような形で仕事をしていくことは可能になるとは思います。

ただ仲介、双方の間に入り業務を遂行する代わりに手数料をもらう仕事から、売主、買主いずれかの立場にどっぷり入り込み代理人として業務を遂行する仕事へ変化していく必要があるとは思っています。

もちろんその専門家を要しないリスクの少ない取引なら代理人を立てる必要もなくなりますし、自己資金だけで不動産を購入する人にはローンの斡旋も要りません。

ただその場合、個人間で取引する場合でも、不動産がどういった不動産なのかは知らないといけませんし、その不動産にどういったリスクがあるかを知っておく必要はあります。

そこで不動産の調査資料、知るべきリスクが書いてある資料、法規制、遵法性などを調べた資料が必要になるわけです。

専門家の手伝いが必要な人は不動産会社を利用し、専門家の手伝いが必要のない物件や不動産取引を数多くこなし不動産知識のある人は自らの手で販売する。

そうなるだけで、個人の選択肢は大きく広がります。

選択肢はあるけど選ばないのと、選択肢がないからそれしか選べないのとでは大きく違います。

『ちょっと家を売ろうかなと考えているんだけど、調査だけ手伝って。』

『家を高く売るためにはどうすればいい?ちょっと相談に乗って。』

そんな業態になるのではないかと心配?

ちょっとそれも面白いかなと思ったり。

そんなことを考えながら、自分ができることを考えています。

そのうちAmazonとか楽天が乗り出して一気にそういう流れになっちゃうかもしれませんしね。

でもまだ待ってね。

もう少し。

自分を確立させるまで・・・





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