ほんとうに大丈夫?不動産投資

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不動産投資はしてみたいけど不安。 不動産って騙されるんでしょって方はまずこのブログでお勉強してください。 失敗しない不動産投資。 定年退職までに年金代わりに不動産投資で資産を積み上げよう^ ^ セミナーは定期的に開催していますが、よくある売るための不動産投資のセミナーはしていません。 まずみなさんに知識を取得していただいて、その中で一緒にビジネストしての不動産投資というものを確立していければと思っています。 末長いお付き合いをお願いしますね。

利回り

利回り7%、これなら定期預金や外貨預金するよりいいや。不動産投資を始めよう・・・

『利回り7%、これなら定期預金や外貨預金するよりいいや。不動産投資を始めよう。』
みなさん、まさかこんな感じで不動産投資を始めようとしていませんよね?

不動産投資の仲介をメインにしている私が言うことではないのですが、安易に不動産投資に踏み込む方が多いように思います。
たしかに今の日本に住んでいて、年金の問題や少子高齢化の問題、そして今回の政治のゴタゴタ。
将来に不安を感じるのはもっともです。
今ある貯蓄では将来の老後に備えることができない。
何としてでも今あるお金を増やしたい。
そうですね。
私も同じです。
老後を夫婦2人で安心して過ごすためには年金以外に家賃のかからない住居、そして貯蓄が3000万必要だと言われています。
40代の方で今貯蓄が1500万円だとしたら、退職金で残りの住宅ローンを返済し今あるお金が倍になれば何とかクリアです。
でもそれでも、決して豊かな老後の生活が営めるというわけではありませんよね。
無駄遣いをせずにせっせせっせと働いて、退職後も質素な生活を繰り返す。
何のために今まで一生懸命働いてきたのって思う気持ちはよくわかります。
でもそういう気持ちを逆手にとって商売している業者さんは少なくありません。




表面利回り◯%、調達金利4.5%。
その差額があたかもキャッシュフローとして残るような説明が多すぎると思いませんか?
賃貸住宅経営には空室が付きものです。
空室が発生すれば、その間の家賃収入が失われるだけでなく、リフォーム費用などの費用負担も発生します。
また、勝手に一人でに入居者さんがやってくるわけでもなく、仲介業者さんに部屋付けの手数料も支払わなければいけません。
お部屋に備わっている設備、エアコンや給湯器は10年そこそこで入替えが必要ですし、キッチンや洗面台、トイレも15年くらいで入替えが必要です。
大きな費用がかかるものとしては外壁塗装や屋上防水ですが、20年から長くても25年くらいでは必要です。
ちょうどその頃バスタブが壊れた、間取りや建具が古くさいのでリノベーション
だと、いろいろな費用が発生しだします。
不動産を所有していると固定資産税もかかります。
融資を受けて不動産を購入する場合、個人の場合は元利均等払いで借入することが多いかもしれません。
固定金利の方が金利は高いので変動金利で組むことも多いでしょう。
金利が上昇すれば毎月の支払額は増えます。
安易に高額なローンを組んで不動産を購入してはいけませんよというお話です。

これが新築物件なら話は別です。
エアコンや給湯器、外壁塗装や屋上防水なんかも10年以上交換の必要はありません。
入退居してもリフォーム費用は知れています。
毎月の収支が安定しているなら着実に資産を増やすことも可能です。
ただし、この場合でもローンの残債以上で将来売却できたとしたらです。
どのタイミングで売却するか、いつも考えておく必要はあります。
売却時に残債を返済してまとまったお金が入り、毎月のキャッシュフローも潤沢にあったとしたらこんなにいい投資先はないわけです。
でも、そうならない場合がありますから注意が必要なんですね。
購入時の目利きというものはとても重要になります。
また、賃料の下落の予測も立てておく必要があります。
5年後、10年後も同じ家賃収入が得れると思っているのはとても浅はかです。
10年後家賃が下落しても、空室が2割発生してもきちんとキャッシュフローが残る物件を選ぶことが大切です。
そのためには借入する金利というものもとても大切になります。
この3つのポイントさえきちんと押さえておけば不動産投資で失敗することはありません。
①購入する物件を間違えない
②家賃の下落、修繕費も計算に入れてキャッシュフローを計算する
③できる限り低金利で借入する
たったこれだけのことです。

築30年の3点ユニットバスの物件を表面利回り12%で購入したとします。
部屋数がそうですね、20部屋。
現在の家賃が共益費、水道代込みで3.5万円。
これでシュミレーションしてみましょう。
まず月間の家賃は満室時で70万円。
年間収入は1年間終始満室として840万円。
それに対しての12%の表面利回りですと、購入価格は7000万円ということになります。
この7000万円を30年ローンで金利4.5%で購入したとします。
その場合毎月の支払額は354,679円となり、家賃収入との差額は345,321円となります。
『充分な金額じゃない?これなら欲しいな。』
なーんてなっていませんか?
まずここから費用の計算をします。
まず、水道代が家賃に込みなので20室×1,500円で3万円/月。
3点ユニットバスの物件で、家賃3.5万円の物件ですから部屋の広さは15平米くらいとしましょう。
だいたい一部屋あたり2年ほどの周期で入れ替わってしまいます。
空室期間を、退去してリフォームして新賃借人が入居するまで3ヶ月とします。
リフォーム費用として家賃の2ヶ月分、そして仲介業者さんへの報酬が家賃の3ヶ月分。
一回退去すると合計8ヶ月分のロスが出ます。
そして、入居期間は24ヶ月。
(24ヶ月ー8ヶ月)/24ヶ月。
実質2/3の賃料しかもらえていないことになります。
この数字を元に計算すると家賃収入は70万円×2/3=466,666円。
ここから水道代を引かなければいけませんし、共有部分の電気代5,000円、管理料(家賃の5%)35,000円などを差し引くといくらになりましたか?
396,666円ですね。
支払額はいくらでしたっけ?
354,679円です。
ほぼ満室状態で固定資産税を支払えばマイナスです。
そのほかにも築30年ですから、給湯器が故障した、エアコンが潰れた、屋上防水が切れた・・・
月単位で収支がプラスになることはあっても、退去が発生した月は赤字になってしまいます。
ということはシュミレーションの結果、
購入すべきじゃない物件ということになります。
パッと見は何だかいけるような気がする物件ですが、この金利ではダメだということです。
ただ、金利が安くても長期間の融資が組めなければ結局収支は合いません。
例えば15年返済、金利1.5%、借入額は同じく7000万円とすると、毎月の支払額は434,520円です。
『えっ?』
って思いませんでした?
返済期間が半分の15年なのに支払額は8万円しか変わりません。
あなたならどちらの金融機関から借りますか?
私なら毎月の収支は悪くなっても15年の返済期間で組みます。
なぜなら?
それは、返済期間が短い分残債の減りも早いからです。
その分売却した時に手元にキャッシュが残ることになります。
毎月のキャッシュフローに目が眩んで超長期でローンを組むことの恐ろしさを感じて欲しいのです。
不動産投資は毎月のキャッシュフローと、売却時のキャピタルゲインが狙いです。
キャピタルゲインと言っても、購入時の金額以上で売却するということではなく、減価償却を考え、その時点での帳簿価格以上で売却するということです。
そうなると、何とか購入しても大丈夫な物件が出てくるはずです。
まぁでも、今出回っている中古物件で、その出口さえ確保することは正直容易くありません。
なのでくれぐれも安易にローンが付いたからと言って購入すべきではありませんよ。
最低限先ほどのシュミレーションくらいは計算してから購入しましょうね。
でないと、退去通知が2つ、3つまとまって出てきた時点で青ざめないといけなくなってしまいますので。

今日書いたことをおさらいします。
私が伝えたかったこと。
それは
①昔流行った3点ユニットバスのワンルーム、このタイプの物件を買うなら利回りを割り増しして計算する必要がある。
②短期で売却益が見込める物件以外は4%前後の金利で借入してはダメということ
③収支計算を業者さん任せにするのではなく、自分である程度の見込みは立てれるようになること
④リフォームや大規模修繕が行われているかどうかのチェックは必ずすること

そして、最後に賃貸需要のある立地の物件を購入すること。
以上です。

先日ある地方都市のテナントビルの案件をご紹介いただきました。
満室想定20%超でしたが、現状は半分も埋まっていませんでした。
満室想定はあくまで満室想定、空室予測も立てておくことは必要ですよ。

今日お話ししたいくつかのポイント、これを心がけて物件選びをしてみてください。

失敗は限りなく少なくなるはずです。

『もうすでに失敗してしまったかも・・・』
という方もご相談くださいね。
何とか一緒に盛り返す方法を模索しますので。

それではみなさまのご健闘お祈りしています。




大阪市住吉区利回り12.4%南向きテラス

今日は物件のご紹介です。

リフォーム済物件で、賃貸の入居者も決まりましたのですぐに家賃も入ってきます。

南海高野線『我孫子前』駅徒歩6分
JR阪和線『杉本町』駅徒歩7分
2Wayアクセスの好立地です。

物件所在地:大阪市住吉区遠里小野3丁目2-13

物件価格580万円

賃貸募集をしておりましたが、今回6万円(共益費込)で入居者が決まりました。
年間収入72万円。
表面利回り12.4%です。
詳しい物件情報はこちらからもご覧いただけます。


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お風呂もゆったりサイズで、賃貸ではなかなか見れないタイプの浴槽です。

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独立洗面台とトイレはウォシュレット。
脱衣所もリフォームされておりますので、しばらく大規模な改装工事は必要のない状態です。

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キッチンはシステムキッチンで食器洗浄機も付いております。

遠里小野連棟

間取りは2DKで建物延床面積は39.59平米となっております。
和室の畳の貼り替えも終わっており清潔感ある室内になりました。

土地は32.85平米と決して大きくはありませんが、前面道路は公道6m、しかも南向きで接しており明るい住宅になっています。

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連棟にはなっていますが、お隣は建替えも終わっており連棟ということを感じさせません。

IMG_8646

ちなみにここに写りこんでいるのは私の友人です。(笑)

昭和36年10月築の木造2階建ですが、室内はほぼフルリフォーム済の住宅ですので古さは感じさせません。
また今回バルコニーの手すりの塗装なども行いました。

しばらく改装工事の必要のない物件を手に入れ、安定した家賃収入をGETできるチャンスです。

築古の物件を購入して水廻りを今回のようにフルにいじってしまえば250万~300万かかってもおかしくはありません。

そう考えれば高くはない??

ちなみに賃貸募集に要した期間は1ヶ月未満です。

これならもし今回の入居者が将来退去することがあっても安心でしょ。

初めての不動産投資にはお勧めかなと思いUPしてみました。

今なら室内の内覧もまだ可能ですので、ご興味ある方はぜひご連絡ください。

お待ちしております。



国債の利回りってこんなに高かった時期があったんですね

今日はセミナーの題材にしようと、財務省発表の過去の国債金利情報をチェックしていました。

その統計を見ていたら過去の国債の金利ってすごかったんですよね。

1年物の国債で昭和50年2月に付けた金利が11.237%、3年物11.701%(昭和55年4月)、5年物10.656%(昭和55年4月)、10年物8.105%(平成2年9月)という金利がありました。

3年物国債金利推移


昭和55年の話ですから今からもう37年前話です。

その当時100万円を元本に10%で複利運用すると資金はいくらになっていると思いますか?

なんと3,400万円です。

たった100万円の原資が34倍になります。

国債なので複利計算ではなく単利計算なので、単純にこういった計算にはならないのですが、国債ですらこの金利でしたから、仮に一般の債権に投資していればもっと高い金利が得れたかもしれません。

10%はともかくとして、5%の金利を複利で運用すれば20年で2.65倍ですので、1000万円の自己資金を預けておけば老後の生活資金は十分に確保できたわけです。

でも今の時代はどうでしょう?

金利がゼロ金利どころかマイナス金利に突入しています。

預けていてもお金が増えるどころか・・・

そういった意味では、投資先がないということになります。

その行き場を失った投資用資金が不動産に向いてきているのも、ある意味必然と言えるかもしれません。

不動産物件の利回りが表面利回りで7%、調達金利が2%とするとその利ザヤは5%ありますので、とても優良な投資先に見えます。

ただここで考えなくてはいけないことは、表面利回りの7%は必ず入ってくる7%ではないということです。

この7%の中から固定資産税や管理料、その他の運営費を差し引かなくてはいけませんし、まず満室稼働させなくては予想通りの収益を生むことさえできません。

収入から年間の経費を差し引き、その利回りでもし7%あれば5%の利ザヤは確保できることとなります。

この利益が未来永劫確保できれば問題ないのですが、家賃は建物が老朽化することにより低下します。

空室率も高まってきます。

国債や債券の場合は期限が到来すれば額面の金額が償還されますが、不動産の場合購入した金額で売却できるとは限りません。

多くの場合、購入した金額より下回った金額でしか売却できないということを認識しておかなくてはいけません。

不動産を購入する際に、物件価格と別に諸費用が必要になります。

登記費用であったり、不動産取得税、仲介手数料等です。

この諸費用が物件価格の概ね7~8%ほど必要です。

売却時は購入時ほど諸費用は必要ありませんが、3%の仲介手数料は必要です。

つまり、往復で1割強の諸費用が発生するわけです。

購入価格と同じ価格で売却しても、売却益は得れません。

※同額で売却した場合、減価償却した分帳簿上の価格との差で売却益が発生することもあります。

つまり、購入した金額以上で売却できるタイミングがあれば、それは売り時と言えるかもしれません。

ここが、不動産投資の一番難しいところであり、一番大きな利益を得れるチャンスでもあります。

不動産投資は毎年、毎月のキャッシュフローを得ようと思い始めるものではなく、
『うまく資産を売却し利益につなげることができるもの』が勝利をつかむものだと理解してください。

利回りに左右されて資産価値のない物件を購入してしまうと、売却の出口が見えず苦労します。

逆に毎月のキャッシュフローは少なくても、売却時に多くの利益をもたらす物件もあります。

投資用で購入した時点で、
『いつか来る売却のチャンスに備えておく』。

こういうスタンスで捉えているとリスクは回避することができます。

今、大阪ミナミや日本橋周辺の土地相場は大きく上昇しています。

先日公表された公示価格でも前年比40%超と大きく報道されていましたが、こういった地域に不動産を所有している方にとっては今は千載一遇のチャンスです。

売却してもよし、インバウンド需要を活かし有効活用するのもよし。

今まで空室で困っていたのがウソのように、チャンスが到来しています。

ただ、こうした地域にはどんどん新しいマンションやホテルが建築されてきています。

数年後にはまた飽和状態になってしまう可能性も否定はできません。

今が売り時なのか、それともまだまだ相場は上昇するのか?

これは誰にも予測はできませんが、売り時を間違って動産にしてしまわないようにしてくださいね。

不動産売却のご相談もお待ちしております。




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masaaki ohnishi

株式会社ライフコンサルティング代表取締役 不動産歴26年 そして元日本プロ麻雀協会プレイヤー 不動産の常識をぶっ潰せ!あなたの常識、それこそが非常識かも?  現在大阪市で特区民泊施設L-style花園町運営中 #競売 #不動産 #不動産投資 #民泊 #airbnb #麻雀
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