国家戦略特区は民泊だけではありません。
外国人労働者の解禁というものも視野に入っており、今回小池東京都知事が外国人による家事代行サービスの解禁を正式に表明しました。
掃除や洗濯、買い物だけでなくこれには子どもの世話という項目も入ってきています。
同様の条例ではすでに神奈川県や大阪府でも行われており、大阪府ではもうすでに認定業者が存在します。
これにより家事代行を目的とした外国人労働者の就労ビザも発行されるそうです。
ますますグローバル化してきましたね。
待機児童の問題はベビーシッターという方法で解決できる世の中になるかもしれません。
これは外国人労働者受け入れと女性の社会進出の後押しという二方向からの施策によるものです。
ゆっくり自宅で家事をこなし子育てをするという家庭生活が変わってくるのでしょうかね?
私は以前、父子家庭として子どもを引き取り生活していました。
小学校2年生から18歳までの約10年間です。
そこから再婚してまた可愛い子どもがいてるのですが、今は優しいよく出来た奥さんがいてくれているので安心して子育てを任せていられます。
以前は働きながら子どもを養っていました。
これは尋常じゃないくらい大変なことです。
仕事の時間も制限されるし、何しろ子どもは自由奔放です。
専業主婦でも子育てって大変なものです。
だって小さいうちは一時も目を離せません。
少し目を離したすきにイタズラをしたり、イタズラならまだいいですがケガをしたり、迷子になったり。
ベランダから子どもが落下したり、山で行方不明になったりというニュースがよく報道されていますが、お母さんがサボっているわけではなく、ほんのちょっと目を離しただけなのかもしれません。
ただでさえそうなのに、働きながら子育てをするって本当に大変なことなのですよね。
なので女性が外に働きに出るということはあまり賛成ではありません。
特に子どもが小さい多感な時期はそう思います。
三つ子の魂百までと言いますが、人格形成は幼少期に行われます。
その時に母親の愛情を深く受けて育った人間はきっと大人になっても、深い愛情を持った大人になると思っています。
仕事をしながらなら愛情を注げないのかと言われると、そうではないとは思いますがそこにはとても莫大な労力が発生します。
仕事で疲れて帰ってきて全力で子どもの遊び相手になる。
子どもの話をゆっくり聞いてあげれるなら大丈夫でしょう。
でも私の場合、以前はそうはできませんでした。
仕事に力を注げば注ぐほど子どもに対してのケアはおろそかになります。
逆に子どもをきっちりとケアしてあげようとすると、仕事の方に制約が出てきます。
まだ今の日本の社会にはそうした労働環境は少ないように思います。
例えば他の人が6時間かかる仕事を3時間で片付けたとして、じゃあ私は3時間早く仕事を上がりますね。
こういうことができる職場なら可能かもしれませんが、この場合でも逆のことが起こりえます。
他の人が6時間で出来る仕事を6時間かかってもこなせなければ、必然的に残業することになるかもしれません。
この基準も指示する人によって変わりますから、なかなか基準を設けることも難しくなります。
自宅でもできるような仕事のスキルを持っている人なら可能かもしれません。
でももうそうなれば個人事業主と同じですよね・・
女性が子育てをしながら働きやすい環境を作ることって政府主体ではなかなか進まないかもしれないですね。
労働者が足りないから専業主婦の手を借りよう、高齢者の雇用を増やそうとしても企業側は営利で物事を考えます。
労働力が同じならより安くで雇用したいと考えるのが当然です。
その中で最低賃金の値上げというのは、企業側として雇用のハードルを上げる一つの要因になります。
大企業は知りませんよ。
だってそういうところで人事に携わったことがないですから。
でも中小の会社や、飲食店や小売店などの小規模の職場ならそれが現実です。
よくコンビニの店長がアルバイト代節約のため深夜に勤務していますが、零細の会社、お店ではそれが現実です。
そういう意味では外国人労働者の門戸を開くというのは、日本の零細のお店、会社にとって素晴らしいことではないでしょうか?
でも外国人でも最低賃金って適応されるのですよね?
なら意味ないのかな?
労働の対価って基本的には契約に基づくものなのですが、取り決めをしてしまうから働き口が少なくなってしまうのですよね。
仕事の中身によって労働力、必要なスキルは当然変わるわけですよね。
簡単な軽作業もずっと立ちっぱなしの仕事も、炎天下の下の労働も全て同じ基準というのもナンセンスですし、労働時間が約束されている仕事と長時間に渡って働ける仕事と同じ扱いになるのもどうなのかと。
サラリーマンの給料が上がっていかず、景気も特に上向きになっていない状態で、正社員として働いている人たちはなかなか生活が豊かになりません。
年収300万円の人でも社会保険や年金、所得税、住民税などで2割くらいはなくなってしまうのですよね。
それではとても余裕のある生活などできるわけもないので奥さんがパートに出るということになるのですが、ここで問題になるのが保育所の問題です。
公立にはなかなか入れず、かといって私立の保育所に入れるとパート代くらいは吹っ飛んでしまいます。
働いても裕福にならず、家計の足しにも大してならず、そして子どもも奥さんもストレスがたまる。
まさに負の連鎖です。
もし家事代行で最低賃金を払うならいったいパートでいくら稼げばいいのですか?
うーん。
何かおかしい。
一億総活躍社会とはならないような・・
何か抜本的な改革をしていかないと日本の社会は活性化していかないですよね・・
一番いいのは国民全員がストレスなく働ける社会で、幸せに暮らせる世の中です。
今は仕事を続けなければ生活ができない世の中になってしまっているので、60歳になっても65歳になっても働かなくてはいけません。
子育てしている主婦も働かなければいけない世の中です。
でも昔の日本って、家にはお母さんがいておばあちゃんがいて、学校から帰ると必ず誰かが家にいました。
みんなで子育てしていたのですよね。
それは自分の家だけでなく、近所の人たちも含めて。
それほど子育てって大変だということです。
そもそも家族総出で働かなくてはいけないという環境に問題があるのですよね。
保育所の問題より、労働者の不足の問題より。
やはり定年退職する頃にはゆっくりと余生を過ごせるように。
そして奥さんも働くならストレスなく働けるように。
そんな生活がいいですよね。
そのためには男性が頑張らないとダメですよね。
頑張って働きましょう。
女性が社会で活躍しだしたら男性は活躍する場所がなくなってしまうような気がするのですよね。
女性は仕事をすることはできますし、もちろん家事や子育てをできます。
でも男性には子育てはできないのですよね。
ずっと子どもにべったりと向き合うことも、毎日のように口うるさく勉強しなさい、お風呂に入りなさいと言うことも得意ではありません。
女性の方が向いているのではという仕事もたくさんあります。
不動産もその一つではないでしょうか?
家に居る時間は今の時代では女性の方が長いわけですし、女性が使いやすいように提案できるのはやはり同性の方がいいわけで。
生活環境のケアなども女性の観点からの方が現実的です。
家の建築の相談とかなら自宅で長時間打ち合わせが必要だったりしますが、それも女性の方が家に招き入れやすかったりします。
女性の方が明らかに向いているんですよね。
家売るオンナで今北川景子さんが女性営業マンを演じていますが、女性ならではの切り口って存在するのですよ。
なので女性が社会に進出するのは大賛成です。
不動産業界は女性の少ない業界です。
このドラマを見て私もやってみたいと思う女性が増えればいいのになと思っています。
女性がもっともっと増えれば業界も大きく変わるでしょうし、そうならなければいけないですよね。
住まい探しがもっと身近に感じれるようになれれば不動産の流通も活発になるでしょうしね。
いずれにせよ時代は大きく変わろうとしています。
その中で少しでも時代に取り残されないように、波に乗れるようにしなければいけません。
そのためには情報収集と日々の勉強が大切です。
というわけで、まだまだ頑張らなければいけませんね。