今北川景子主演のドラマ『家売るオンナ』が不動産業界では話題です。
不動産売買仲介の会社を舞台にドラマは展開されています。
第1話ではサクラを使った営業で見事売却に成功。
第2話では引きこもりの息子を持つ夫婦に自分が住む部屋と収益用の物件を売却するのに成功しました。
この引きこもりというものは今や日本の社会問題にもなってきそうですが、その社会問題も今回の第2話では解決しています。
自分たち夫婦がいなくなっても引きこもれるように家賃収入でやり繰り出来るようにしましょうという提案ですが、実際にはこんなにうまくいかないですよね。
うまくいかないというのは、こうしてうまく売れないという意味ではなく、収益物件を所有しているだけでは安定した生活できる時代ではなくなっているということです。
お客様のニーズは年々変化しており、そのニーズに対応していくことがこれからの大家さんには求められます。
今までのように、家主と入居者のコミニケーションは要らないという時代ではなくなってくるかもしれません。
逆に家主の個性が活きてくる時代に変化していくでしょう。
お部屋の間取りは千差万別です。
キッチンや洗面台、お風呂などの水周りだけでなく、建具や壁紙も多種多様な商品がラインナップされています。
今まで同じような物件、ハンで押したよな同じような物件がほとんどだったことさえ不思議な位で、時代を先取りしているオーナーさんは変わったお部屋、オリジナリティ溢れるお部屋作りを始めています。
家主さんも勉強して、新しい情報を吸収しなければいけない時代に突入しています。
でも、このドラマこれから不動産の営業マンとして独り立ちしようとしている方にはいい勉強になるかもしれません。
売れる営業マンはゴリ押しだけでなく、きちんとドラマの中の北川景子のように売るための準備をしています。
この物件を売りたいと思うと、一生懸命アピールポイントを探します。
もちろん小学校、中学校だけでなく、近隣のお店や住民の情報までチェックします。
今日のドラマでも言っていましたが、西向きなら
『お昼から陽が差し込みますから、午前中ゆっくりできますよ。』
とか、
お墓が隣に見えるお部屋なら
『将来建物が建たないから日当たりは確保できますからいいですよ。』
とか、切り返しの手法が織り込まれています。
お客様のニーズに合ってなければダメですよ、もちろん。
ただ、西陽が入るからダメとか、北向きのお部屋はダメだとか、決めるのはお客様なのです。
実際に今都心のタワーマンションでは南向きより北向きの方がいいというお客様も増えているようです。
これは南向きだと陽射しがきつすぎるとかという意見もあるようですね。
私の場合も北向きの部屋を選びましたが、これはこちらの方角の方が夜景がきれかったのです。
こうしたニーズもニッチではあるかもしれませんがきちんと存在するのです。
売る場合でも、貸す場合でも一組のお客様に喜んでいただければいいのです。
ただその一組のお客様には最上級で喜んでもらう必要はあります。

このように時代のニーズというのは常に変化します。
タワーマンションがもてはやされている今の時代ですが、これからはどういう物件にニーズが向かうのでしょうか?
何事も同じですが、ニーズというのは需要と供給のバランスによっても変化します。
昔は賃貸の部屋探しでは、バストイレセパレートという希望が多かったのですが、今はもうそれは当たり前で洗面台、洗濯機置場がある脱衣所付き物件にニーズは移行していますし、売買物件のファミリータイプの間取りも一昔前は和室二間続きが多かったりしましたが、今では洋室のみ、しかも独立タイプの間取りになっていたり、バルコニーの幅も従来に比べ少し余裕のある広さになっていたり、ニーズも需要も変化しています。
こういう時代の流れについていくためには、オーナー自らがいろいろな現場や展示場などに足を運んだり、ネットや雑誌から情報を吸収したりということが必要になります。
不動産仲介する立場の人間はもちろん勉強して、売り方、貸し方を研究する必要はあります。
でもこれからの時代は売主、貸主自らが研究していく必要もあるとは思います。
中古住宅市場が活発なアメリカでは、それぞれ個性のある住宅が存在します。
日本のように戸建は4LDK100平米という同じよな物件ばかり存在する中古住宅市場に魅力はありません。
せめて設備やインテリアなどで差別化するとか、売り出す前にリフォームして売り出すとかの工夫が必要です。
こうすることによって売却価格は大きく変わってきたりします。
賃貸でも最近ではモデルルームを駆使するようになってきています。
家具やカーテンなどを配置し、お部屋に引越したあとのイメージを作りやすくするためです。
でもこうしたやり方は今までもあったやり方で、そうした売り方、貸し方をする人が少なかっただけの話です。
なのでもっと新しい手法というものは登場するでしょうね。
DIY賃貸というものもガイドラインが出来上がったほど今では一般化してきています。
次は何が来るのでしょう?

そういったことを考えているとワクワクします。
未来の不動産流通の形の中でもしっかり生き残っていけるように勉強しなくてはいけませんので、楽しみながらいろいろ考えてみます。

みなさまとそういう時代になった後もお付き合いできるように。
未来でもまたお会いしましょうね。