今回の熊本県での震災を受けて被災者の受入体制として、熊本県内の旅館、ホテル5千室の部屋を準備したそうです。
宿泊料約5,000円は国が全額負担するそうです。これはいいニュースですよね。
神戸の震災ではお風呂に入れず、市役所などの避難所でざこ寝状態だったようなので、被災者にとってはうれしいニュースではないでしょうか?
またAirbnbでも被災者向けに無料の宿泊施設を提供するようです。
ここにも無料で提供してもらえる部屋がいくつか掲載されています。
日本国内からも支援物資がどんどん送られているようですが、こういう救援体制が確立していくのはいいことだと思います。
阪神大震災から始まって東北の大震災、そして今回の熊本の大地震。
北から南までどこでいつ起こるか分からない震災。
今回は日本の名城である熊本城も震災にあいました。
私の持論、勝手に思い込んでいただけですが、古くから存在している街やお城が現存している地域は震災に強い。
というのが覆されました。
何百年も震災に合わない、震災に強い地域だから今でも歴史的建物が現存しているのだと言ってきましたが、そうでもないかもしれません。
まさに震災はいつ、どこで起こるか分からないということです。
そして、いつ自分の身に降りかかるかもしれないということを知っておかないといけません。
先日も台湾で大きな地震がありましたし、日本だけではなく震災って各地で起きているわけです。
海外の不動産投資家は震災等のリスクに備えて資産を分散するといいます。
もちろんこの場合は震災リスクだけではなく、経済リスクや政局不安などのいろいろなリスクが絡んでの話ですが。
私は不動産屋ですが、あまり不動産だけに資産を集中するということに実は否定的です。
それは物件の選び方、運営の仕方をいくら研究したとしてもこういった天災リスクや、事故や事件などのリスクを全て回避することが出来ないからです。
ただ一件、二件所有しているだけではこのリスクに当たるという可能性は極めて低い確率だとは思います。
でも、昨日のニュースでも流れていましたが、自分の家が倒壊していくのをただ眺めているしかないというのは涙しか出ない出来事です。
自宅の中には大切な思い出や写真、もちろん預金通帳なども残っていますから建物内に入りたい。
でも入れない。倒壊の危険があるからです。せっかく助かった命をいつまた来るか分からない余震で失ってしまうかもしれないからです。
私は実家が阪神大震災で倒壊しました。
その時に一般の人はそう考えて建物内には入らない。
でもよそから来る人はお構いなく進入し、預金通帳や現金をあさっていく。
そういう話をよく聞きました。
今回の熊本の地震でも同じようなことが行われていると聞きます。
恐いのは天災ではなく、この二次被害の人災かもしれません。
ボランティアのフリをして熊本に窃盗を働くため、詐欺を働くために入ってくる人たちもいます。
ただでさえ物資が足らなく、交通網も万全ではない状態なのにです。
こういった行動を制限する方法ってないのですかね?
自ら進んでボランティアをする人と、真逆の行動をする人。
同じ国民としてとても残念に思います。
でも今日のニュースは少しほっとしました。
避難所ではなく暖かい室内で、ゆっくりとシャワーを浴びれる環境をどれだけ早く作ってあげれるか。これが本来の福祉だと思います。
税金も消費税も上がっていいので、こういった費用にどんどん税金を回して欲しいです。
今年のふるさと納税は熊本県にしましょう。
これが本来の選択肢ですよね。
高額所得者ではないので、寄付もふるさと納税もそんなに出来ないですが、少しでも助けになればいいなと思います。
みなさまも是非。