よくピンチとチャンスは紙一重といいますが最近まさにその通りかなと思っています。
例えば会社を辞めたという話があったとします。
その状況下ですぐに再就職しなければいけないというのが普通の方の状態ではないでしょうか。
家庭があって、家族を養わなければいけない。
住宅ローンの支払いがあるからすぐにお金を稼がないといけない。
これは普通の状況ではないでしょうか?
もちろん自己都合で上司とそりが合わないからと言って辞めてしまえば論外です。
でも、会社都合で辞めて欲しいということになればすぐに失業保険も貰えますし、今の住宅ローンには失業すればその間の支払いを代わりにしてもらえる商品もあります。
なので実際にはすぐに再就職しなくても何とかなるものなのですが、こういった制度があることをご存知ない方もいますし、こういった制度をフル活用している方もそんなに多くないかもしれません。
でももし知っていたらどんな選択肢を持てるのでしょうか?
例えば、この失業保険を給付してもらっている間に職業訓練を受けて何かの資格を取得したり、英会話や語学を習得する時間も十分に取れるかもしれません。
その間に身につけたことが今後の人生に大きく役立つかもしれません。
でも、就職していた状態ならどうでしょうか?
同僚と飲みに行く時間や、家族と向き合えるせっかくの時間を犠牲にしないことにはそんな機会を持つことさえできません。
なので、ピンチの状況こそ自分を変える最大のチャンスだと思います。
自分の話に置き換えると、一年前今の会社を立ち上げたとき何を柱にするか迷っていました。
売買を中心に行くのか、それとも管理業などをメインにしていくのか、競売や収益物件を中心にしていくのか模索しました。
その中で今流行りの民泊の話に出会い、多くの不動産投資家の方たちと出会い、今ではその当時考えていた全ての業務に関わりながら仕事が出来ています。
一年前に考えられなかった人々との出会いや、事業を始める前には想像出来なかったことにいろいろ関わらせていただけています。

まさに0から再スタートを切って、今はようやく形になりつつあります。
これも全てをフラットにしたところからスタートを切れたからです。
0から物事を作るのは難しいという方ももちろん多いと思いますが、0から作るからこそ自分で想像出来ない形に進化することもあるのです。
確かに0を1にする作業というのは苦労します。
形になるまでは時間もかかります。
ただ1を2にするのは難しい作業ではないですし、そうなれば自然に周りに人が集まってくるようになります。
ピンチの時こそ人は死に物狂いで考え、がむしゃらに立ち向かえます。
平々凡々とした日々を過ごしているとアンテナが狭くなりますし、チャンスを逃してしまうことも多くなりますが、逆境に追い込まれると幅広くアンテナを張り巡らすことも出来ますし、他人の話に素直に耳を傾けることが出来ます。
ただそういった時にヒントになる話をしてくれる人も、さらなる逆境に突き落としに来る人も集まってきますので注意は必要です。
出来る限り多くの人と接点を持ち、一人の話に耳を傾けすぎないようにすることも必要かもしれません。
多くの方からお話を伺っていると、当然プラスになるお話も、マイナスになるお話も出てきます。
私がその時に判断材料にしていたことはたった一つだけです。
ネガティブな話ばかりする方とは距離を置きました。
ポジティブで未来のこと、将来の夢のことを話してくださる方と出来る限り接点を持ちました。
そうすることにより、自分もポジティブな考え方が出来、自分からもポジティブな話を発信できるようになっていきます。
不思議なもので自分からポジティブを発信していると、周りに同じようなポジティブな考え方をする方が自然に集まってきます。
そうなると話をしていてもどんどん楽しくなりますし、自分に対して自分の限界を感じなくなってきます。
もっともっと成長出来るのではないか?
もっともっと新しいことにチャレンジ出来るのではないかと、そういう気持ちになっていきます。
ピンチの時に愚痴を言ってしまうと、その瞬間の自分を超えることはもう出来なくなります。
ピンチの時に他人のせいにしてしまうと、そこから成長は出来なくなります。
逆にピンチの時にこそチャレンジ精神を持ち、過去の自分を超えるいいきっかけだと割り切ることが出来れば未来は拓けてきますし、困難に立ち向かうことが出来ます。

話は変わりますが、うちの娘が1歳9ヶ月になりました。
どこにいっても落ち着きがなく走り回ります。
家の中でも一日中走り回っています。
ネットで調べると多動症かも。
症状も思い当たる節がたくさんあります。
思い起こせばお腹の中にいてるときから成長がとても遅く、通っていた産婦人科で産むことが出来ず総合病院で産まれました。
産まれた瞬間も未熟児ではありませんでしたが、例えればクラスで一番小さい子ではなく、学年で一番小さい子どもですと言われとても心配をしていました。
でも、そんな子が標準よりも早く寝返りを打ち、ハイハイをし、立ち上がるようになり、今では走り回っています。
コトバもたくさんしゃべるようになりました。
パパ、ママは当然の事ながらママの口癖を真似ていろんなコトバをしゃべります。
自分では心配はしていなかったのですが、普通の同じくらいの子どもと違うなということが多いのです。
同じくらいの歳の子どもと遊んでいても、端から見ているとどうも上から見ているというか、隣の子どもの頭を撫でてよしよしとしていたり、3歳、4歳児の仲間にシレーっと入り込んで遊んでいたりします。
発達障害というコトバを調べるといろんな情報が出てきます。
自分自身の小さい時を思い起こしても、思い当たる節がちょくちょくあったりします。
ネガティブに考えると病気なのかもしれませんし、私自身の遺伝なのかもしれません。
でもこれも障害と天才は紙一重という記事を読みました。
人と違うことをしていると、異端児と呼ばれたり、おかしい奴扱いをされてしまいます。
でも今の社会を作ってきたのも、住みよい社会に作り変えてきたのも、その異端児やおかしい奴だったはずなのです。
アインシュタインも、エジソンも、そして長嶋茂雄さんも発達障害ではないかと言われています。
うちの子も確かに他人とは違うところがあるのですが、かわいくて仕方がありません。
行動の一つ一つが愛くるしく、愛おしくてたまりません。
他人と違うと言われることが褒め言葉にしか思わない自分の元に産まれてきてくれた天使だと思っています。
先日もうちの奥さんとこの事を話していましたが、うちに産まれるべくして産まれてきて、二人にとっても娘にとっても良かったねと話をしました。

成功と失敗も紙一重です。
何事もどう受け止めるかで結果など変わるものです。
自分が正しいと思える生き方。
自分自身が後悔しない生き方。
そして自分について来てくれた人に対して、後悔させない生き方をしていくべきなのかなと思います。

考え方一つで人生を180度変えることは出来ますので、是非皆さんも諦めずに頑張ってみてください。
頑張った人の元には必ず幸せが待っています。
幸福の女神は努力する人が大好きですから。