Twitterで大阪市の吉村市長をフォローしています。

Facebookでもたまにこうして登場してくるのですが、吉村市長って、大阪維新って大阪の改革、革新に向けて目一杯活動していることがよく分かる。

 保守的な人には批判されやすい政策も多いと思いますが、私たちの世代以降の人たちは保守的な考えでは生きていけません。
社会保障の問題はもちろん、世界の中で競争力のなくなった企業、終身雇用が崩壊した今の日本では何か新しいものにチャレンジしていかなければ未来は開けません。

『特区民泊』の取り組みはまさにその一つです。

大阪府に引き続き大阪市でも民泊条例が施行されています。
しかも今年の1月1日から6泊7日の宿泊日数制限が2泊3日に緩和されました。

これは今のところ大阪市だけです。

しかも今回の吉村市長の発言で受け止めれることとして、特区民泊の制度は違法民泊を取り締まるための制度ではなく、違法民泊を届出したきちんとした民泊に切り替えるための制度だということです。

すでに運営している方からすると、
『今まで何の届出もいらなかったのに、新たに手続きが必要だ。そんなの余計な費用もかかるし、それ以上に面倒だ。』
ということなのでしょうが、私自身も今特区民泊の申請をするべく手続きを進行中です。

その詳細についてはまた後日ブログでも公開しますが、そもそもこの『特区民泊』、消防法上でも旅館業のくくりに入れられてしまいます。
宿泊料を受け取ってお客様を滞在させるわけですから、そういう解釈になっているわけですが、そもそも『業』と名のつくもの、旅館業だけでなく宅建業、建設業もそうですが手続きは煩雑です。

私は今まで宅建業の申請で支店申請も含め何度も行なっています。
でもそんなに簡単なものではありません。
何度かやっていると段取りとか要領が分かってきますから何度も何度も足を運ぶことは少なくなります。
でも最初の申請の時は役所の届出だけでなく、法務局等で書類の取り寄せなど何度も何度もいろいろなところへ足を運びました。

今回の特区民泊の申請って、ほとんどの方が初めての申請ですから当然要領はつかめていないわけで、何度も保健所や消防署に足を運ぶことになるでしょう。

当たり前の話ですよ。

それがイヤならやらなければいい。
やらなければというのは申請しなければではなく、そもそもそういったことに関わることをやめた方がいいということです。
宅建業の申請の方法が分からなければ、行政書士の先生に頼んだり、司法書士の先生に頼んだりしますよね?
申請の仕方が分からないからやめとこうとはならないでしょうし、免許なしで不動産屋さんを開業しようとは間違えても思わないでしょう。

なのにどうして今回の特区民泊の申請が難しいから申請を出すことをやめて、闇のまま営業しようということになるのでしょう?

本当に消防署や保健所に聞きにいっていますか?

誰かに難しそうだからと聞いただけではありませんか?

民泊の代行をされている会社の中でも程度の低い会社はたくさんあります。
というより、ほとんどがそうでしょう。

申請の仕方すら知らない。
どんな書類が必要かすら知らない。

大阪市内は25平米という広さの規定があります。

実はこの大阪市内にあると言われている民泊の数は8,000件とも1万件とも言われています。
そのほとんどが25平米未満の物件です。
たぶんこの25平米を超えている物件は半分もないでしょう。
そして半分以上が分譲マンションの一室で行われています。
これも現段階では管理組合の承諾書が必要ですから許可申請はできません。

つまり、申請可能の物件は一割もないと思った方がいいと思います。

でも逆に申請可能の物件を所有している方ならビッグチャンスなのかもしれません。

申請できる大まかな条件を書いておきます。
⑴大阪市内の物件である
⑵特区民泊の実施区域内である。
商業地域、近隣商業地域、準住居地域、準工業地域、第2種住居地域、第1種住居地域内である。
⑶25平米以上
⑷建物延床面積(マンション全体の建物延床面積)が500平米以上
⑸所有者もしくはオーナーさん許可の物件であること。
この全てに当てはまっていれば申請することはほとんどの場合可能です。
また戸建住宅の場合、消防設備の投資さえすることができれば可能です。

逆にそうした物件を取得して始めることも可能になってきます。
賃貸物件でも申請可能な物件もあります。
まぁ普通に考えれば申請可能な物件ならオーナー自ら申請しちゃいますので、それをわざわざ賃貸人に貸す必要性は少なくなりますよね。

民泊はまだ新しい市場です。
すでに参入している人でも確固たる地位を確立している人は多くありません。
そんな世界だからこそ魅力があるのであり、チャンスがあるのではないでしょうか?

他の自治体に比べて大阪市内の取り組みは秀でています。
もともと京都のように観光地が多いわけでも、北海道や沖縄のようにリゾート地ではありません。
でも、京都にも神戸にも奈良にも行きやすい非常に優れた立地を持っています。
そして関西国際空港という世界中から観光客を誘致してくれている空港も存在します。
大阪万博、カジノ、夢のあるプランをどんどん打ち出してくれています。

これに乗っからなければ損じゃないですか?
でもさすがに非合法では、そうした政策に乗っかっていけるわけがありません。

なのできちんと許可申請すべきなのです。
面倒くさくても、手間がかかろうとも。

申請方法、申請の進行状況については順次UPしていきますのでお楽しみに。

いつかこんな民泊したいのですよね。


田舎の売り物にならない古家で、海外からのお客様で満杯にする。
夢があるでしょ。

そのためには、まずとりあえず第一歩を踏み出さなければ前には進めませんからね。

そのための一歩です。

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