子どもと歩いて出かけることがあります。
近所まで買い物に行ったり、公園に遊びに行ったり。

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3歳の子どもの歩くスピードに合わせて歩いてみると普段と違い周りの景色がよく見えます。
いつもは早足で歩いているので、周りの風景などほとんど気にすることなく歩いてしまっていますが、ゆっくりと歩いていると毎日通っている道にこんな店があったんだ、この人が店主さんなんだといろいろな発見があります。
そしてゆっくりと歩いていると、いろんな人と目が合います。
子どもに向かって話しかけてくれる人、私に話しかけてきてくれる人、新しい出会いが生まれます。
もちろんそこからいきなり仕事に発展したり、そんなことはありませんが、急ぎ足で歩いているといろいろなものを失っているのではないか、そんな気になりました。
仕事でも同じです。
前に前に向いて突き進んでいると、足元の大事なことを見失いがちです。
先日の仮想通貨、コインチェックの話もそうなのかもしれません。
TV CMでガンガン新規顧客を集め、事業は潤っていたのかもしれませんが、セキリュティという大事な足元が疎かになっていたのですよね。
これについては、コインチェックが紛失したNEMの代わりに480億円分の日本円を補償するという発表がなされています。
そんなに損失補填できるほど儲かってたんだ。
まずここに驚きでしたが、記者会見で社長がほとんど口を開かなかったのも、
『いやいや、ちゃんと弁償しますよ。すれば問題ないでしょ。それくらいの体力は会社にはありますから。』
そんな余裕もあったんでしょうか?
真相は分かりませんが、私のお金が全額消えてなくなるということはなくなりそうで少し安心しているところです。
仮想通貨バブルが一気に弾けてしまいそうなニュースでしたが、この発表を受けまた相場が復活してきています。
投資は自己責任で。
こう思い知らされる出来事でしたね。

どうしても起業した当初は前しか向かず進んでいく傾向に陥ってしまいます。
リスク管理より売上重視、まず会社の基盤を作ってから守りを固めていく、このスタイルが正しいと思ってやってきましたが、今回のようなニュースを受けて、リスク管理も大事だな。
いつ何時何があるか分からないから、会社の体力も付けておかないとダメだな。
こういう教訓に至りました。

もうすぐ会社の決算3期目が終了します。
早いものです。
3期目の今期は売上高、利益ともに前年並みで終わりそうです。
数字だけで見ると何も進歩のなかった一年になってしまいます。
でも中身、スキルは格段に上がりました。
今は数字より中身です。
前期と今期の違い、それは商品物件の仕込みができていることです。
そうなんです。
今期やっと金融機関から融資を受けれるようになり、事業展開が広がりました。
来期はどんどん新規プロジェクトを立ち上げ、ライフコンサルティングの未来を創る一年にしたいと思っています。
でも早いですよね。
3年なんてあっという間でした。
気がつけば50歳、60歳になっているような気がします。
子どもの成長に負けないように自分も成長しよう。
こう心掛けてはいるものの、子どもの成長スピードにはなかなか追いつけません。
言葉もどんどん覚えていきますし、お手伝いもできるようになってきました。
会話もだんだん成立するようになり、成長のスピードに驚かされます。
『大西さんは何屋さんなの?』
『不動産屋です。でも不動産に関わるものなら賃貸でも管理でもリフォームでも何でもやりますよ。』
このスタイルを変えないと儲からないよ。
そうなんでしょうね。
でも、やれないこと、やらないことを作りたくないんですよね。
せっかく相談いただいたのに、
『すいません。最近それやってなくて。』
こんな野暮なことを言いたくないのです。
ワンルームの部屋探しから、10億、20億のホテルの案件まで何でもお手伝いいたします。
ということで、今年は益々頑張っていきますので、じゃんじゃんお声がけください。

相談お待ちしております。