財務省の森友問題での文書改ざんが今話題になっています。

先日はスルガ銀行のかぼちゃの馬車の問題でも預金残高の改ざんがあったと報道されました。

今年の流行語大賞は『改ざん』ですかね?(笑)



森友問題、財務省の話は私が口を出すべき話でもないでしょうし、専門性に欠けるので一言だけ。

『役所なんだから誰かが単独ですることないでしょうから、上からの指示もしくは上が改ざんすることを容認しただけでしょ。』


誰が指示したかとか、誰の命令でとかは知りませんよ。

忖度があったっていうか、そりゃ当然でしょ。

会社組織でも社長の奥さんには気を使うもんでしょ。

記者のみなさんも上司の奥さんには気を使いますもんね。

忖度があった、上司からの命令だ。

国民みんな分かっていて、普段は容認している話なのに、それを国会で永遠とやり続けていくことに何の意味があるのでしょう?

安倍総理退任

麻生財務大臣の退任

そんなことしたら、日本経済の大きな後退ですよ。

ご勘弁を。



ということで、少し専門性のある分野のお話を。

スルガ銀行かぼちゃの馬車改ざん問題です。

売買契約書の改ざん、預金残高の改ざん、手付金の領収書の改ざん、この辺りがリークされています。

この中で業者の単独行為でできる行為っていうと、領収書の改ざん、これはできますよね。

領収書は売主が発行するものですから、業者自らが売主になる場合なら容易に作成できてしまいます。

売買契約書の偽造、これには売主の署名・捺印も必要ですが、コピーなら容易に作れてしまいます。

また、預金残高の改ざん、これも原本を改ざんするのはとても特殊な技術が必要ですからそこまではやっていることはないように思えます。

ただコピーならこちらも容易に作成できます。

今のようにあらゆる写真編集ソフトが開発され出回っている時代では、コピーした文書の改ざんなど小学生でもできますよね。

つまり、原本確認をしていないことに問題があるのですよね。

今回の被害者は、ローンを組んで購入した一般顧客なのかもしれませんが、本当の被害者は債権を完全に回収できない可能性がある債権者だと思うのですが。

保証会社から代位弁済を受けるといっても、これも子会社でしょうし。

原本確認の落ち度があった被害者(債権者)が損を被り、購入した一般顧客も損失を被る。

この一般顧客が何の落ち度もなければ可哀そうってなるのですが、改ざんしていた事実を、事件が発覚するまで知らなかったのでしょうかね?

価格に比例した値打ちがなかった不動産物件を、高く売った事業者は非難されても仕方ない立場です。

間に入った仲介業者も、違法と知って文書を偽造したのですから当然追及、不動産免許停止、免許はく奪ということも考えられます。

ただ、投資用物件を購入した一般顧客は消費者としての立場になるのでしょうかね?

事業者ではないの?

消費者保護の観点から争おうとしているみたいですが、事業を営んで営利を得ようとしていたわけなのでどうなのでしょう?

実際に不動業者にオーバーローンの協力を、自ら申し出るお客さんは数多くいます。

今回の被害者の方もその一員なのではと少し思ったりも。

おいしく見える話に乗っかると痛い目に合う。

世の中に詐欺話が絶えないのも、そんな人間の心の奥底にあるを引き出している人がいるからこそです。

欲を出した人が悪いのか、またそれを利用する人が悪いのかと言えば、明らかに悪いのは後者です。

また今回の話で

『不動産は恐い』

『不動産は騙される』

というイメージを持ったかも多いかもしれません。

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でも、不動産って長期で見るべき投資対象であり、少額資金で始めるものではない投資商品で、知恵と経験で失敗は予防できるものです。

今回の被害者は残念ながらその経験と知識に乏しかったということです。

騙されないためにはまずしっかりと勉強し、勉強した後に参入する。

これが基本です。

何事もそうですが、基本を怠るとダメということですよね。

みなさんしっかりと勉強しましょうね。