無料セミナー
相談無料
仲介手数料無料

不動産の世界では『無料(タダ)』という文字がよく登場してきます。
『無料ならいいや、参加(相談)してみよ』
そう思う人も多いかもしれませんね。

私自身も、人の話を聞くのが好きなので、いろいろなセミナーに参加します。
無料のものもあったり、参加費が必要なものもあったり、それはセミナー内容によって変わってきます。
基本、セミナーの場合、無料のものは
自社の商品、サービスを宣伝』したいがためのもの
顧客を増やしたい』ためにするもの
もう一つは、会費を払っている会員向けに講師を雇い開催するもの
このいずれかですよね?

最後の会員向けってのは、宅建協会の勉強会であったり、不動産コンサルティング協会の勉強会であったり、すでに会費を集めている団体が、その会費から負担して開催しているものです。
なので、たまにとてもいい内容のセミナーがあったりします。

でも、その他の無料セミナーのほとんどは、顧客の誘導のためであり、自社の利益のために行われているものです。
セミナーの内容、セミナー内で使われている統計も、自社商品、自社サービスに適した内容ばかりをチョイスしています。
節税目的の不動産投資セミナーなど、中層所得者にはほとんど恩恵があるものでない(ふるさと納税で十分じゃない?)にも関わらず、あたかもやらなきゃ損という内容に落とし込んでいます。
つまり、何が言いたいかというと、
タダでは誰も自分のために何かをしてくれないということです。

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誰かが、他人のために無償で動いてくれる理由、多くの場合はその人のことが大好き、もしくはその人が自分にとって利益があるからしてくれるものです。
自分が何かしらの有益なものを提供できるなら、その有益なコンテンツを利用するために人は集まってき、お互いにWIN-WINの関係が保てるかもしれません。
もしくは対価を払うことにより、人からサービスの提供を受けることができます。
でも、相手に何もしてあげれない、対価(お金)も払わない人に対しても、有益なサービスを提供してくれることはありません。
お金目的で行動する人ばかりでないのは当然です。
でも、人に教えてくれるというその行為だけではなく、その人の時間も浪費してしまうということに気付かなくてはなりません。
人に与えられた時間は共通で1日24時間と決まっています。
それは、生まれたばかりの赤ちゃんでも、世界の大富豪でも同じです。

時間の浪費こそが、自らのお金を稼ぐチャンスを奪ってしまっていることに気付きさえすれば、無償のものに魅力を感じることがなくなるかもしれませんね。

時間をお金で買う
これは、成功者みんなが行なっていることです。
他人の時間を無駄に奪うことは悪であり、無償で提供する情報に価値がないことを知っているからです。

他人を動かせば、そこにフィーは発生し、フィーの発生しない仕事は、
『うまくいけばいいや』
『何かに繋がればいいや』
その程度の覚悟です。
そこにプロとしての責任と責務は発生しません。

プロ野球選手に
『うちの草野球に参加してよ』
とは言わないですよね?

でも、例え5千円でも1万円でもフィーが発生すれば別です。
1円でもお金を受け取る以上、責任のある仕事をしなくてはいけません。

私たちが今行なっている仕事、これはプロの仕事です。
ですが、成功報酬で動いています。
一生懸命動いてもフィーが発生しないこともあります。
調査や宣伝広告で先に出費が伴うこともあります。
でも、その先に繋がる報酬が見えているからこそできる話であって、先に繋がらない話なら誰も一生懸命動いてなんてくれません。

これって実は私たちの仕事の話だけではないんですよね。
よく、
『◯◯行くならついでに◯◯買ってきて』
『◯◯の仕事頼むなら、ついでにオレのもお願いしてきて』
えっ?
って話。
買ってくるのはいいけど、それを届けに行かないといけないやん。
こっちは仕事なんでお金払ってるけど、何でタダ乗りしようとしてるの?
『◯◯行ったから、お土産で買ってきたよ』
『自分の仕事頼んだから、ついでに一緒にやってもらうように声かけたら、タダでやってくれるって』
結果は一緒でも、相手の心象は大きく変わってきます。

タダのものに期待しない。
何かを得れればラッキー、何もなくても当然。
タダで人に頼む時には、これくらいの心構えでいましょうね。