民泊にこれからも可能性を感じますか?』

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と聞かれたらあなたはどう答えますか?

『はい。』
『いいえ。』

多分答えは賛否両論あるでしょう。

可能性があると思う方は、これからのインパウンドの伸びを期待しての話。
可能性がないと思う人は、乱立している無秩序な民泊に対して規制が入るのではと思っている人。

これはどちらも正解です。

政府が力を入れている外国人旅行客の取り込み、これは益々顕著なものになっていくことと思われます。
税収も増えるし、何しろオリンピックを成功させたいという心情的な後押しもあります。

オリンピック誘致には莫大なお金がかかっており、施設の建設費にも莫大な費用がかかっています。

オリンピックが終わって、日本という国が外国人に見向きもされなくなった。
そんなことが起こっては困ります。

逆に国際的なスポーツの大会にどんどん利用してもらいたい。
オリンピックを契機にどんどん旅行者に訪れてもらいたい。

そんな流れが激変することは考えにくいと思っています。
旅館業法も一部改正されます。

これは時代遅れの法律を現代に合わせるためです。
より適法な運営施設を増やすための改正であり、無秩序な民泊を規制する法律でもあります。

私の結論から言うと、
『無秩序な無許可民泊は摘除されて、合法的なホテル・民泊はどんどん増える。そして、需要もまだまだ増える。』
こう思っています。

ホテル建設がどんどん進み、競争は激化していく可能性は否定できません。
でも、そもそも民泊の競争相手はホテル・旅館なのでしょうか?

24時間フロントに人を配置し、いつでもチェックイン可能。
ルームクリーニングも完璧。
モーニングコールや様々なサービスを付加して。

こんなこと民泊でしようと思っていますか?

民泊の立ち位置はペンション・民宿です。



オーナーが施設内に住み込んでいたり、いなかったり。
でも人の暖かさとリーズナブルな料金に惹かれ、継続したゲストを呼び込みます。

料金だけでは泊まれるサウナやカプセルホテルには勝てないでしょう。

でも今の大阪市内中心部のビジネスホテルって平日でも1人7〜8千円しています。
週末になれば1万円超える日などザラにありますし。

カップルで利用すれば×2、家族で利用すれば×2.5もしくは×3。

民泊の部屋、例えば私が申請中の部屋一般の賃貸で貸し出せば家賃6万円強の部屋です。
これを1室7千円〜8千円で貸し出すわけですが、6割稼働で1ヶ月18日稼働したとして12.6万円〜14.4万円となります。

ホテルの利益ボーダーが稼働率6割くらいでしょ?
この損益分岐点で考えても賃料の倍以上の収益があるわけですよね。

少なめに見積もっても勝算は十分あるのですが、それでもこれでは面白くないので、稼働率を大阪市のビジネスホテル並みの9割に近づけることができないかなと算段しているわけです。

『ホテルと同じ宿泊料なら勝てないんでは?』
宿泊料は同じになるかもしれませんが、先ほどの計算は1室あたりです。
1人頭ではありませんよね。

2人で泊まればホテルの半額、3人で泊まれば1/3になるわけですから、破格の料金設定となっています。

なので、うまく稼働していくようになればもっともっと料金は上げれるでしょうし、そうなるために努力していくわけですよね。

これだけの伸びしろがあって、政府の後押しがあって、楽天とかじゃらんとかにも掲載できそうな波が来ていて・・・

やらない手はないでしょ。

ホテル経営するには元手が桁違いにかかりますし、そもそもノウハウがない。
人件費も毎月かかり、コストも莫大にかかる。

面白いと思っても参入できる業界じゃなかったのが、民泊という形で参入できる市場が出来上がった。

これをチャンスと捉えずにどこにチャンスが転がっているのだろうか?

誰に感化されたわけでも、誰に説得されたわけでもない、不動産業という民泊に一番近い場所にいたことのラッキーさを感じています。

私は不動産業を長年やっていて、賃貸業界の未来が怖くて怖くて。

賃貸住宅がどんどん増え、入居希望者はどんどん減っている。
高齢者が増え引越しの機会が減っている。

ただ、プロの家主が少なかった。
なので、少しの努力と知恵で今までは満室経営を続けていくことは難しいことではありませんでした。

でもそんな市場にも若くて知恵のある家主さんが増えてきています。

競争はますます激化していくでしょう。

『民泊はこれから競争が激しくなっていくでしょ?』
賃貸住宅も同じですよ。

賃貸住宅を満室にしても、リフォームして賃料をアップさせても1割2割増が上限じゃないでしょうか?
しかも稼働率100%近くにしてもです。

こう考えると民泊のリスクというものがそれほど高くないっていうことがお分かりになってくるのではないでしょうか?

今私がやろうとしていることは、みなさまにとっての指標を作る作業です。

この数字はどんどん公開していきたいと思っています。

先月末に特区民泊の運営許可をいただきました。
部屋の募集も開始しています。
順調に予約が入り出しました。

一昨日にはプロのカメラマンに撮影していただき、ようやく準備が整いました。

部屋の様子もようやくお伝えできそうです。
自分で撮った写真の出来栄えが悪すぎて、恥ずかしすぎてUPすることを躊躇っていたのですが(笑)

稼働率が五割を超えた時点でセミナーでも開催しようと目論んでいます。

写真の納品が週明けなので、そのタイミングでお部屋のご紹介もさせていただきたいと思っています。

私の目的は収益マンションの収益を向上させること。
オーナー様の選択肢を広げるお手伝いをすること。

そして資産価値を向上させ、保有物件を増やしたい。
新規で購入したい。
そういったニーズに応えること。

資産価値を向上させた物件の売却をお手伝いすること。

自分がみなさまに指標を示すことにより、新たなビジネスチャンスを拡大できるのではと思っています。

民泊の知識はおかげさまでセミナーを開催できるほど身につきました。

でも、私は不動産エージェントです。

不動産屋さんというよりは、お客様の資産、その中の不動産に特化したお手伝いができるプロフェッショナルであり続けたいと常日頃考えています。

コンシェルジュと言ったり、エージェントと言ったり、一体どっちなんだと言われそうですが。(笑)

お客様の側に付き添った存在であることを追求していることに違いがありませんし、何がしっくりいくのか分からないので言い方はマチマチになってしまっていますのが、そこはご了承ください。

最後にもう一度、民泊のこれからの可能性については行政の今後の施策によって影響を受けます。
ただ、やらなくて後悔するより、試行錯誤を繰り返しながら続けていくことの方が、将来の自分の力に必ずなっていくものと信じています。

なので、今年も来年もまだまだチャレンジです。

それは自分の未来を切り拓くとともに、みなさまの未来への道しるべとなるため。

株式会社ライフコンサルティングはまだまだ小さな会社ですが、夢と可能性は無限大だと思っています。

そして、今後仲間を増やし事業を拡大していく計画を着々と進行中です。

そちらもまた詳細が決まりましたら発表いたします。

それでは次回のブログにもご期待ください。