自分らしい生き方をするために独立起業したり、会社を辞めてフリーランスで働いたりということを考えている方も多いと思います。
でも組織に属さなかったら自由な生き方をできると思っていたら間違いかもしれません。
今の会社は私と息子2人で切り盛りしています。
自由でストレスのない生き方のようにみなさまには思われています。
確かにある意味そうなのですが、自分が働かなければ何も生み出さないという意味では不安を抱えます。
『人付き合いが苦手だからこの際開業しちゃおう。』
もしこんな考え方で独立開業するならやめておいた方が賢明です。
自分で事業をしていくには会社勤めする以上に人付き合いが大切ですし、それが出来ない人は大成できません。
社内のお付き合いが出来ない人がお客さんや他社の人とうまくお付き合いができるはずもありませんよね。
また自由な時間を作れる。
こう思っている人も、自由な時間を作れても満足いく報酬を得ることは難しいかもしれません。
自分で事業を行っていくことは決して容易くはありません。
企業の生存率について調べてみました。
開業して1年で3割から4割が廃業。
5年後の生存率は15%〜20%。
そして10年後の生存率は5%。
最初の1年で廃業っていうのは、ただ会社登記しただけなのか、実際に開業しての数字なのかが怪しいので何とも言えませんが、10年後の5%という数字はどのデータでも近似値が出ているのである意味近い数字かもしれません。
10年ってあっという間です。
その間さえも乗り切れない会社、企業、自営業者がほとんどということです。
もちろん廃業すれば自由な時間は山ほど発生します。
でも収入を得る手段を失います。
これじゃ自由な時間なんかいらないーってなりませんか?
自由な時間を作りながら家族の生活を養っていく。
これって理想ですが、なかなかこんなうまくはいきません。
私も開業当初などほとんど休みなく働いていました。
『何のために働いているの?』
こんなことを考えたりもしました。
で、
『きっちり休みを取って家族と一緒の時間を過ごそう。』
こう思って行動し出すと仕事が激減します。
神様は見ていますよ。
きちんとしたビジネスモデルを確立するまでは休みなんて取れない。
こう考えて起業しておかなければなりません。
『お金を生みだす仕組み』ですよね。
そういった意味ではオーナー業って手っ取り早い独立開業です。
物件を購入した月から安定収入が入り、毎月の収支は大きく変動しない。
経営を手伝ってくれるプロは世の中にたくさん溢れています。
その中で自分に合った、自分に最も有益なパートナーを選ぶだけの話です。
もちろんこのパートナー選びに失敗してしまうとダメなんですけどね・・・
でもパートナーの調子が悪ければ替えればいいだけですし、セカンドオピニオン的な相談できる不動産屋さんを置いておけばリスク回避をすることも可能です。
不動産オーナーになれば1年で3割も4割も廃業しませんし、10年後オーナーで居続けることができる可能性も5%ということはありません。
そういう意味では開業資金があるなら不動産オーナーを目指すべきです。
今の世間で騒がれているのは自己資金を使わずフルローンでマンション経営、アパート経営を始めてしまっているケースです。
開業、起業するのに自己資金0では始めませんよね?
くれぐれも
『自己資金なしでアパート経営』
なんて甘い言葉に踊らされないでくださいね。
『自分なりの生き方』
『自由な生き方』
を実践するために。