15歳未満の人口が全人口に対して12.6%まで低下しました。
これは世界各国と比べても明らかに少ない数字になっています。
先進国では医療も充実していますし、紛争などもなく平均寿命は長くなるのは当然なのですが、あまりにも低い数字です。
中国では増えすぎた人口を抑制するために一人っ子政策をとりましたが、それでも比率は日本より高い数字になっています。
日本では逆に、子どもを増やすための政策を実施する必要があるのではないでしょうか?
少子化の原因はいくつも考えられます。
まず共稼ぎでなければ家計がやり繰り出来ないという経済的状況が一つ。
晩婚化の影響も一つ。
生涯独身という選択肢が増えたということも一つの要因ではないでしょうか?
女性が自立することにより、人生の選択肢の中に必ずしも結婚というものが必要なくなってしまいました。
もちろん女性が自立することには賛成ですし、生涯独身という選択肢も否定しません。
結婚しても子どもを作らないという選択肢ももちろん否定しません。
でも、作りたくても作れない。
しかも、経済的状況で作れないという選択肢は無くすべきではないでしょうか。
子どもは宝です。
もちろん家族にとっては当然のことですが、国民にとっても宝物です。
自分たち世代が働けなくなったときに助けてくれるのは若い世代でないといけません。
国力を強くするのも若い世代です。
少子化の原因の一つに一人っ子が増えたということも考えられます。
3人、4人の子どもを育てるのはお金がかかります。
教育や習い事、多くのことを学ばせようとすると一人っ子に集中することにより実現も可能になります。
学校の教育だけでは学力の高い学校には進学出来にくい状況になっていますので、当然塾にも通わせないといけない。
スポーツの習い事も昔に比べて選択肢は多くなっています。
ニュースで取り上げられるスポーツも多種多様にわたっています。
ゴルフで石川遼くんが活躍するとゴルフを。
テニスで錦織くんが活躍するとテニスを。
体操、トランポリン、これからオリンピックが始まるとまた新しいスポーツが人気になるかもしれません。
塾にスポーツに音楽、これが2人、3人の子どもを抱えていると、とてもサラリーマンの給料では支えきれません。
じゃあ、子どもにはいろいろな習い事をさせてあげたいから、2人目を作るのをやめましょう。
こういう選択肢になることも否めません。
子どもを育てるのにはお金がかかります。
旦那さんがサラリーマンで奥さんがパートに出ます。
子どもを保育所に通わせると、奥さんが週に2、3回働く給料だけでは保育料で飛んでしまいます。
じゃあ週に4日、5日働きましょう。
週に4日、5日働いて、家事をこなしてとなると、もう重労働です。
しかも家計は言うほど楽にはならないので、旦那さんのお小遣いは増えません。
昼食代は300円と、聞くだけでかわいそうな話もよく耳にします。
これなら夫婦共稼ぎで子どもを作らず、月に1、2回は2人で美味しいものを食べに行って、デートしてという選択肢を持つことも当然かもしれません。

でも子どもがいるとしんどいこともたくさんあるのですが、その倍楽しいこと、うれしいこと、感動することがあります。
子どもと一緒に出かけていると、普段会話することのない方たちとよくお話させていただきます。
おばあさんやおじいさんがよく話しかけてくれたり、外国人の旅行者にもよく話しかけられます。
たまに足を止めて話をしますが、こんなことって自分一人で歩いているとなかなか起こらないことです。
小学校や中学校に進学すると、子どもの親同士が知り合いになり繋がりの輪が広がります。
これも子どもがいるからこそ、あり得る話なのかもしれません。

なのでこれからの若い世代にどんどん子作り、子育てをしてもらえるように子育て支援の政策をいろいろ出して欲しいですよね。
高齢化社会の対策や政策ももちろん必要ですが、少子化対策を後回しにしてしまえば取り返しのつかないことになってしまいます。
子どもが成長して、働き出すまでに20年はかかってしまいます。
今のうちに手を打たないと急に生産人口が増えることなどあり得ないのですから。
これは会社の経営でも同じことが言えます。
目先の問題だけに取り組んでいて、将来予測される問題を先送りしていると、問題が表面化した時にはもう手遅れです。
でも、先の問題に取り組める環境を作るということは難しいことなんですよね。
経営をよくプロ野球に例えて話していたことがあったのですが、チームを強くするには守備だけでも攻撃だけでもダメなんです。
でも守備も攻撃もバランスよく素晴らしい選手ってなかなか存在しません。
なので、経営者(首脳陣)がバランスよく配置し、バランスよく指揮することが必要なんだと。
攻撃が素晴らしい=営業力が強い。
守備が素晴らしい=管理業務や事務能力が高い。
という基準で話していましたが、営業力のある社員は協調性に欠けていたり、事務処理能力が著しく低かったりします。
極端な話、パソコンをほとんど使えないとか。
逆に集客をするためには事務能力に長けている人の力が必要だったりします。
これらをバランスよく指揮していくことが大切です。
また若手とベテランのバランスも大切です。
若い子だけならイケイケの時はいいのですが、流れが悪くなった時に対処出来るのはベテランだったりします。
これはスポーツの世界でも会社でも同じです。
不動産投資でも同じことを話ししています。
物件をバランス良く所有すること。
これは大事です。
築年数の古い物件は収益力が高い場合が多いのですが、修繕費、空室リスクなどは高まります。
逆に築年数の浅い物件は収益力は低くても修繕費、空室リスクは低かったりします。
資産をバランス良く配置することにより安定した収益力を持つことが出来ます。
何事もバランス良くいくことですね。