今日の『橋下×羽鳥の番組』に民進党の蓮舫代表が出演していました。

この番組は橋下さんがメインMCでいろいろな政治の話を切り込んでいくという番組で、いつも楽しみに見ています。

今日消費税の話も出ていましたが、自民党は2019年10月、民進党は2019年4月から、結局どちらも上げますよという話なんですね。

今上げれば経済が停滞する、消費が減少するからということで先延ばしにしているのでしょうが、本当に消費税が上がれば消費は低下してしまうのでしょうか?

今までの日本で、今みたいに消費税を上げてもいいよという風潮になってる時代ってなかったような気がします。

消費税増税の議論がされるといつも『増税反対!』、『弱者をいじめるなー。』というプラカードが掲げられていましたが、もう消費税増税に反対する目立った政党もないわけですから、上げればいいじゃないって思ってしまうのは私だけなのでしょうか?

消費税が上がるから買い物を控えよう。
消費税が上がる前に買い溜めしよう。
今までの消費税増税のタイミングでは確かにそういう風潮はありました。

でも今回はどうなんでしょうね?

多くの中小企業では消費税増税を商品価格に転嫁できませんでした。

企業業績を悪化させてしまったところはあったでしょう。

次の消費税増税のタイミングでも同じようなことが起こるかもしれません。

私たちの不動産業界でも同じです。
建売住宅、再販用の中古住宅でも消費税は吸収せざるを得ない状況でした。

ただこれ以上経済は悪化しようがあるのでしょうか?

どの家庭でも無駄な消費は控え、必要なものだけを買い、100均のお店、UNIQLOやH&Mなどの衣料品店で家計を抑え、サラリーマンはファーストフードのお店で格安のお昼ご飯を食べ。
これだけを見ると節約を強いられているように思えるのですが、今のUNIQLO、H&M、100均のお店のクオリティってすごいですよ。
低価格で高品質です。

ファーストフードのお店も280円均一の鳥貴族も、ただ安いだけでなく美味しくて安いですよね。

逆に今から考えると昔ってただモノが高かっただけ?

安くていいものが買えて、それでもみんなの生活は楽にならないんですよね?

いきなり不動産の話になりますが、家もずいぶん安くなりました。
金利もずいぶん安くなりました。
なのにローン破綻はなくなりません。

それは所得が激減しているということでしょうか?
でも統計を見ている限りではそういうこともありません。

ただ日本国民が豊かになりすぎ、贅沢になっているだけのような気もします。

コンビニがそこら中にできていますが、ちょっと先のスーパーまで行けば2割、3割安く買えます。

でもコンビニの売上は1日40万円、50万円と言われています。

携帯電話も今や中学生でも小学生でもみんな持っています。
ポータブルゲーム機もそうです。
モノがなかった時代の当たり前じゃなかったことが今では当たり前です。

幸せの基準が間違えているのかもしれません。

先日書いたブログで世界幸福度ランキングで日本が53位だったという話をしました。

人は他人と見比べて、自分が幸福かどうか見極める習性があります。

江戸時代の士農工商、えた、ひにんの話は小学校、中学校では幕府が身分の下の人を下に置くことによって・・
と教えられましたが、そのような話はなかったのかもという説も今はあるくらいです。

でも、それが事実であろうとなかろうと、そうした話を納得して聞いてしまうほど、みんなが納得する話なのです。

より不幸な人と見比べて、『自分はまだ幸せだ。』『今の自分は恵まれている。』と感じてしまうのです。
それが今の日本で餓死してしまうことや野垂れ死にすることなどなかなか起こりえません。
それでもたまに起こってしまうのが残念であり、不思議な話ですが。
生活保護などのセーフティネットはこうした状況に使うものであり、人並みの生活を維持するためのものではないような気がします。
今の生活保護では、フリーターとして賃貸マンションを借り生活している一人暮らしの若者よりいい生活ができていたりします。
老人の医療の問題もそうです。
風邪を引いた、ケガをしたというわけでもなく毎日のように病院や接骨院に通い、薬を支給してもらう老人もいます。
そうした税金の無駄遣いを無くせないなら増税するしかないでしょうし、増税したところで結局はそうした使い道が無くなることはありません。

生活保護にしても老人医療の話にしても弱者という扱いですから、どの政治家も切り込むことはしませんし、できません。

でもそれでは誰が総理大臣になっても、どこの政党が第一党になっても何も変わらないですよね。

間違えていることは間違えている。
無駄なことは切り捨てる。

それが橋下さんはできていた政治家だったので好きだったのですが、こういうタイプの人って賛否両論ありますものね。

蓮舫さんもそうしたタイプかと思っていたのですが、何か今回の二重国籍問題のせいで歯切れ悪くなってしまいましたしね。

政治家の領収書の問題、政治活動費の問題もいつまでもテレビで報道されていますが、こんなことばかり報道していたら政治家に自分の国を良くしてもらおうという気持ちはどんどん離れていきます。

本当は幸せなはずなのに幸せだと気づかない日本国民。

自分の子どもたちには『日本はいい国だよ。』と伝えてあげたいと思っています。

そしていつまでもいい国であれるように頑張って税金を払いましょうか。

政治家になれるわけでもないですし、まして国を良くすることは自分でできないので、せめてそれくらいしかできることはないですからね。

というわけで、頑張って働きたいと思います。(笑)