不動産屋さんの経費といえば

事務所の家賃、駐車場代

車両購入費、維持費、ガソリン代

人件費

広告宣伝費

主なところはこんなもんですが、その他にも文房具代や郵便代、印紙代、交通費、消耗品代、あげていけばキリがないのでこれくらいにしておいて。。。

この中で一番高いウェイトを占めるのは人件費もしくは広告宣伝費だと思います。

人件費の削減方法はさておき、広告宣伝費といえばまず何を思い浮かべますか?

ひと昔前は売買系の会社さんなら新聞折込、チラシ代が大きなウェイトを占めていました。

今みたいに一人一台スマホやPCを持っている時代ではありませんでしたし、広告媒体といえば雑誌、チラシなどの紙媒体が主流でした。

賃貸系の会社さんでも、賃貸雑誌の掲載料、手撒きチラシの印刷代が大きなウェイトを占めていました。

新聞折込なら毎週10万部、20万部配布という会社さんもありましたから毎週100万円単位の広告宣伝費を使うイメージですよね。

賃貸雑誌でも雑誌によっては、掲載料で毎週10万、20万円かかっていたりした時代です。

それが今ではゴッソリとその需要がインターネット広告に変わっています。

ホームページ作成から、SEO対策、リスティング広告、そして大きな集客のツールはポータルサイトへと変化しました。

ポータルサイトの掲載料も何万円単位で使っている会社さんから、何十万単位、何百万円単位で使っている会社さんもあります。

当然うちみたいな弱小零細企業ではそんなに広告宣伝費を使えるわけもなく、自社ホームページやそしてこのブログなどできるだけ費用の掛からない媒体で宣伝活動を行っていくことになります。

まずそのホームページですが、うちの会社のホームページ、WIXという無料ホームページ作成サービスを使用して作っています。

基本、ホームページをUPするところまでは無料で利用できます。

独自ドメインを使用しようとすると有料にバージョンアップしないといけませんから、さすがに会社のホームページなので有料プランに変更していますがそれでもこんな料金です。

wix

当社のサイトはこんな感じなので少し時間をかければこの程度のホームページは自身で作れますので一度やってみてください。

以前の不動産会社のホームページといえば作成代で数十万から百万円単位、毎月の維持管理費が数万円からというのもザラでしたから、そこから比較すると経費削減は容易くできます。

次に私が手掛けたのは紙媒体の経費削減です。

チラシやDMで使う印刷物といってもうちの場合は毎月数千枚、数万枚印刷するわけではありませんからカラーコピーや白黒印刷でやっていたのですがそれでも毎月数万円かかっていました。

チラシや折込広告をしている会社さんなら1枚当たりのコストが1円変わっても10万枚で10万円変わりますから大きいですよね?

うちの場合はそこまで大量に印刷物はないのですが、それでも毎月の出費が大きいのでどうしようか悩んでいた時に見つけましたよ。

ネット印刷です。

自分でデータを作成しネット上でUPロードすることにより大幅に経費削減を計れます。

難点は文章や文字の更正を自分でしないといけない事くらいです。

誤字や脱字があればそのまま印刷されてしまいます。(笑)

でもこのネット印刷を利用することにより、1万枚A4両面カラー印刷、1枚当たり紙代込みで2円程度までコストを削減できました。

当社からのDMが届くお客様はご覧になったこともあるかもしれませんが、1枚2円で作ったものとは思えない出来栄えです。(自画自賛)

カラーチラシ

これはWordで作ったものをPDFに変換し印刷してもらっています。

illustratorでつくったものならもっときれいな印刷物が作成可能です。

小さな会社では無限に広告宣伝費はかけられませんから、少しでも節約できるものは節約し、自分でできることはできるだけ自分で行うことが必要です。

ちなみに経理も私は自分でやっています。

私が使っているのは弥生会計のソフトですが、入力自体は簡単なので誰にでもできますよ。



こんなにするのという方には1年間無料のこんなプランもあります。




次年度以降は年間8,640円かかるそうですが、サラリーマン大家さんで税理士さんと顧問契約するほどではないしなという方にはお勧めです。

自分で入力しているとキャッシュフローのことも税金のこともある程度理解できてくるので、今後も不動産投資を継続していこうという方には必須だと思います。

ちなみに初年度はこの会計ソフトだけで会社決算を行いました。

これだけで、毎月の税理士の先生の顧問料2~3万、決算料10万円程度は浮いたことになります。

小さな会社でも戦えるやり方はいくらでもあるものです。

業務に集中するために全部外注、それはそれでアリだとは思いますが、ホームページも自分でも作れるが外注した方がよりいいものが作れるから発注する、チラシも自分でも作れるがより効果を挙げるために外注する、経理も自分でも出来るが業務に集中したいから外注する、こうでなければ零細企業は成り立ちません。

よく友人の不動産屋さんと話をしていて、

『おれパソコン苦手だからアナログでいいねん。』

『写真撮るの苦手やから、反響で大手に勝てないねん。』

じゃあどうして勝負するつもりなの??

営業力でしょうか?

今の時代、営業力だけで勝負できるほどお客さまは甘くないのに・・・



大西くんは何でもできるし、いろいろ考えているよね。

こんなこともよく言われますが、そりゃそうでしょ。

考えていなければ生き残ってもいけないし、自分で何でもできないと人を雇わないと戦えません。

自分と同じスキルを持った人など雇えるわけもありませんから、同じサービスがお客さまに提供できなくなります。

それがイヤで今の会社を起業したので、このコンセプトがブレるわけにはいきません。

それなら、同じようなスキルを持っている小さな会社の経営者の方々と共同事業をしていきたい。

そう思っている今日この頃です。


来年には何かそういったプロジェクトを立ち上げれればいいなと思っています。

共感するお仲間たち集まれー♪

最近同業者と飲みに行ったらそんな話ばかりしています。

クラウドファンディングで不動産特定共同事業っていうのもありかな。


来年もまた、ワクワクする一年にしたいと思います。

お楽しみに。