以前相続税が増税されるとき、相続税の対象になる人の割合が100人のうち4人程度から、倍くらいの100人のうち8人程度になるだろうと予測されていましたが、実際には昨年度の相続税対象者は約8%と大幅に増加したそうです。

そもそも相続税って、改定された後の数字で基礎控除額が

3,000万円+(法定相続人の数×600万円)

ですから、奥さまと子ども1人を残して亡くなった場合4,200万円以上の資産が残っていないと相続税の対象者となりません。

しかも土地建物は実勢価格ではなく、路線価や固定資産税評価額で評価されるため実際よりは低くなります。

だいたい5,000万円以上の遺産を残して亡くなる方が8%もいるということですね。

もちろん今はネットやTVだけでなく、銀行さんも相続税対策のアナウンスをしますから何の対策も施さず亡くなる方も少なくなっています。

それでもこの数字ですので、世間には資産家と呼ばれる方はたくさんいるのです。

その中でも富裕層と呼ばれる層は純資産1億円以上が判断基準となっています。

さらにその上の超富裕層資産5億円以上の世帯が日本に7.3万世帯もあるんですって。

1億円以上の富裕層と合わせると約120万世帯

日本の総世帯数は5340万世帯なので、全体の2.2%の世帯が資産1億円以上なんですって。

money


やばいっ。

22歳で社会に出て今46歳。24年間社会人として働いてコツコツと貯蓄していたとしても到底達成する数字ではありません。

資産家は資産をうまく活用しているということですね。

簡単な計算をしてみました。

毎年100万円を貯蓄していく。

その貯蓄額を年間3%の利回りで運用していく。

その運用した資金はさらに翌年の貯蓄額とともに年利3%で運用したとした場合、いったいいくらになるのかという試算です。

単純に毎年100万円づつ30年間貯蓄したとしたら30年で3,000万円です。

100万円運用

計算では30年後には4,900万円になりました。

1.63倍です。

5%で運用したらどうでしょう?

100万円運用5%

30年後には6,976万円になりました。

十分相続税対象者になりましたね。(笑)

というより頑張れば達成できそうな数字でした。

資産家って結局、資産の運用のうまい方ということになります。

お金を寝かしていてもお金は増えませんが、お金を遊ばしてあげると勝手に増えている。

資産家の人がそんな話をしていたのを思い出します。

余力あるお金を、安定した投資に回しているだけでお金は増えていきます。

結局この余力あるお金をどれだけ作れるかというところが問題ですよね。

年収300万円で年間100万円の貯蓄を作るのは簡単ではありませんが、年収1,000万円なら貯蓄100万円って難しい話ではありません。

年収を増やすことがまず第一目標です。

『それができないから苦労しているんじゃないか。』

そうですよね。

簡単に給料を増やすことはできません。

サラリーマンの場合は特にそうです。

私たちみたいな自営業の場合は何かのきっかけで一気に儲かることもありますが、その逆で一気にお金を失うこともあります。

創業して10年で残っている会社は約6%という数字も残っています。

起業ってハイリスクですよね。

それに比べてお金持ちはリスクを回避しながら資産を増やしていきます。

以前なら銀行の定期預金で金利6%、7%という時代もありましたから複利で回すと年利6%が11年で倍になります。

年利7%なら9年で倍です。

まぁでも今年利5%の金融商品などありませんから、今から爆発的に資産を増やそうと思ったら多少のリスクを背負う必要がありますよね。

多少のリスクですよ。

多少。

そういう意味では不動産投資って魅力ある商品ではないでしょうか?

表面利回り7%の物件でも、実質利回り5%以上は確保できます。

もちろん全額融資となると、それなりの金利負担も生じますからそこまで残るかどうかは分かりませんが、現金投資でなおかつ値下がりのしにくい不動産を狙っていくと実質年利5%以上は見込むことができます。

でも先ほどの複利計算の貯蓄の話ですが、20代前半からコツコツと貯めていれば今頃純資産1億円って達成できていたのかもしれませんね・・・

株式投資でドカーンと負けたり、FXで一瞬でお金を溶かさなかったらこのくらいは貯めれたのかな・・・

大きく反省です。

今からでも遅くない。

一緒に純資産1億円を目指しましょう。