VR(仮想現実)で部屋の内覧ができるサービスが始まったというニュースが出ていましたが、何か今さらって感じがするのは私だけでしょうか?

パノラマ画像や動画で部屋探しができるサービスはもう何年も前から始まっていましたし、私は自分でホームページを作っていたので、15年ほど前に自社ホームページで動画で部屋の紹介ページを作っていましたよ。

プログラミングの技術も全くないまま本を見ながら作っていたので、ページが重たすぎて十物件ほどで機能しなくなったので諦めましたが。(笑)

でもこれって結局不動産会社が作成するので、画像を編集したあと掲載してしまえば結局実物を見るのとは違ってくるという可能性も踏まえとかないといけないのではないでしょうかね?

今の不動産広告の写真って、実物と見比べて
『あれっ?』
って思うほど綺麗に編集されている物件もあったりします。

Photoshopのような編集ソフトも低価格で手に入るようになって今は物件写真をどれだけ多く載せるかではなく、どれだけ物件写真を魅力的に見せるかに変わってしまっています。

なのでVRで物件の様子が見れると言っても、それを丸っきり信用していいのかどうか・・・

実物を見にいかなくても、まるで部屋に行ったように部屋の様子が分かるというのがこのVRの魅力ですよね。

お客様からの反響を取るためだけのツールにならなければいいのですがと思ってしまいます。

内見、内覧なく物件を決めてもらえるようにするためには、リアルで生中継?
現場からテレビ電話で部屋の様子を見せながら説明するとかも必要かもしれませんね?

結局不動産を紹介する不動産会社のモラルの向上が、内覧のない不動産仲介には必須なような気がします。

部屋探しをするときに、旦那さんは仕事で奥さんだけが部屋を見に来たりするケースも頻繁にあります。
その場合、最近では奥さんが動画を撮影してご主人に送信してそのまま申込みになることも多いのですが、これって結局奥さんを信用しているからできるわけですよね?

その信用が私たち不動産会社の営業マンにもあれば、今回のVRはすごい武器になりそうですが、そもそもそこの信頼があれば写真でも足りるわけです。(笑)

何だか今さらって感じがどうしてもしてしまう私は捻くれ者なんでしょうかね・・・